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~前回~自分史についてVol.63(パソコンと自分史)
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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第64回目は「エッセイ式自分史の作り方」です。
<エッセイ式自分史の作り方>
今私が自分史活用アドバイザー‐として携わっている案件で、亡くなったお父様の残した断片的エッセイのような文章をまとめてお父様の生きた証として1冊の本にして親族の方々に配りたいというお客様がいらっしゃいます。
これが『自分史』と言えるかどうかは別として、自分史を作る中での大きな効果の一つは「家族間コミュニケーション」であり、家族に対し新たな発見や想いを深めることの出来る大変価値のある方法だと思います。
自分史を残したいと思ってみても、時系列にまとめたり、考え方や行動等に一貫性を持たせたりとやはりそれなりに全体の構成などに気を取られ、中々スムーズに進まないものです。本当に言いたいことや、今感じていることなどを後回しにしてかたちだけの自分史になり愛着が持てないなんてことにもなりかねません。せっかくお金や時間を使って自分史を作っても全部を自分でやろうとするとこんな問題が出てきます。
そこで今回ご紹介する『エッセイ式自分史』とは、まとめや体裁を整える作業はあとに残る家族に任せてしまい、自分がすべきことは「今、自分が感じていること」や「(時系列にとらわれず)自分に影響があったこと」など、まさにエッセイ風に気が付くままメモ用紙に書き綴り、どこか一か所に集めておくという方法です。自分が好きなことや興味があることは一度書いたとしても書きたければ何度でも書き綴ることが実はこの方法の大きなポイントです。とにかく沢山書いて残すこと(重複を気にしない!)でご本人の生き方の傾向が事前と出て来るものなのです。
この方法でもう一つ大切なポイントはこのエッセイメモをまとめたいという考えを家族に伝えること。うまく伝えられなければこの希望もエッセイメモに残しておきましょう。
後はひたすらご自分の気持ちからくる書きたいことを何のテーマも決めずに書いていくことが大切なります。
何年後かにご本人が亡くなったあと、そのエッセイメモを家族の方々の目に入るわけですが、ご家族は故人の残したメモを読み他の家族と一緒になぜ故人がこのメモを残したのか?どんなことに興味があったのか?等、故人について想いを巡らせます。
我々のような自分史活用アドバイザーはこのあとの本にする作業のお手伝いをして行きます。アドバイスはして行きますが、最終的にご決断されるのはご家族の方になると思います。それまでの過程が家族の絆を強化するだけでなくまた、オーバーな言い方かもしれませんが、故人が家族の心の中で生きていくということもこの方法の目的とするところです。
またエッセイメモを家族にわかりやすく書くということもあまりに神経質すぎない方がいいでしょう。
たとえわかり難くても、『謎解き』の要素もあり、本人による修正は意外と難しいのでこれは割り切って考え、やはりこの辺りは家族を信頼して任せましょう。
改めて言いますが、『エッセイ式自分史教室』は何でも自分自身でやらず、没後まとめ作業は後に残る家族にやって頂きます。時差のある分業自分史とでも言ったらいいでしょうか。
是非お試しください。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
<自分史の記事一覧>
相続入門
遺言入門
●遺言入門①(なぜ遺言が必要なのか?) ●遺言入門②(遺言が必要な場合の具体例) ●遺言入門③(遺言とはどのようなものか) ●遺言入門④(遺言の種類・方式) ●遺言入門⑤(公正証書遺言の作り方) ●遺言入門⑥(遺言の執行とは) ●遺言入門⑦(遺言と遺留分) ●遺言入門⑧(遺言の撤回・変更について) ●遺言入門⑨(自筆証書遺言の作り方) ●遺言入門⑩(秘密証書遺言の作り方 |
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)