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~前回~自分史についてVol.15(自分史活用アドバイザーとは)
自分史とはどのようなものか?についてはこちらをご参照ください。→自分史についてVol.1(高齢者と自分史)
本日も前回に引き続き提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第17回目は『自分史の歴史』です。
これまで自分史について色々と書いてきましたが、まだまだ「自分史」という言葉については普及していないことを感じます。
ではそもそも「自分史」という言葉はいつごろ市民権を得たのでしょうか。
今回は「自分史」の歴史について触れてみることにいたします。
<自分史の歴史>
「自分史」という言葉に市民権が与えられるようになったのはそれほど昔のことではありません。もちろん自伝や自叙伝、伝記はありましたが、偉人や有名人のものがほとんどで、一般庶民が生活を記録したような書物はごくわずかでした。
太平洋戦争後に民衆の生活を記録しようという機運が起き、また平和・反戦運動とも結びつく形で戦争体験を記録する運動も盛り上がりました。しかし「自分史」という言葉はほとんど使われていませんでした。
1975年7月に歴史学者の色川大吉氏が『ある昭和史‐自分史の試み』という本を出版しました。この本で初めて「自分史」という言葉が正式に使われたと言われています。
その後、1993年には日本自分史学会が設立され、1999年には愛知県春日井市に日本自分史センターが出来ました。回想法のところでも書きましたが、こちらの地方では自分史に関する活動には自治体がとても力を入れているという印象です(回想法は北名古屋市)。
現在では自分史関連のコンクールやイベント、カルチャーセンターや自治体開催の講座などが開かれ自分史のサークルも沢山作られるようになりました。
ちなみに2010年7月に自分史の魅力と活用法を普及し、自分史を活用して自分らしく生きる人をふやすことで日本を元気にしようという目的で一般社団法人自分史活用推進協議会が設立されました。
こんな具合に比較的歴史の浅い「自分史」ですが、従来の紙の形での出版ではなく、ネットや自己分析や自己啓発などへの活用などの自分史を応用した活動はさらに歴史が浅く、ここ1~2年で行われてきた活動です。
今年の8月に行われた自分史活用推進協議会の主催で行われました「自分史フェスティバル2013」では様々な業種の方との出会いがあり、ますます多様な「自分史」活用の実現が予想されます。
次回は自分史についてVol.18(自分史活用術)です。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。
主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
- 著: 一般社団法人自分史活用推進協議会
- 出版社: 日本法令
- 発売日: 2012/08/10
- 定価: ¥1,995
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- 定価: ¥525
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- 著: 前田 義寛 , 他
- 出版社: 創英社/三省堂書店
- 発売日: 2013/03
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- ジャンル: Book
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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)