高齢者施設について


高齢者施設について、こちらではご紹介させていただきます。
また、介護サービスについても解説いたします。
関連記事:ぷちコラム⑦有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅等の選び方・ポイント

■ 高齢者施設



■ 居宅サービス



■ 地域密着サービス




■特別養護老人ホーム(特養)


特別養護老人ホーム(特養)
想定される入居者
常に介護が必要で、自宅での生活が困難な要介護者。要介護4、5中心。

概要
入浴・排泄・食事等の介護、日常生活上の世話、機能訓練を受ける施設。

コメント
よく何百人待ちなどと言われているのはこちらです。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説① 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
有料老人ホーム入門⑯(有料老人ホームと特別養護老人ホームの違い)


■介護老人保健施設(老健)


介護老人保健施設(老健)
想定される入居者
病状が安定し、機能訓練等を受けて家庭等への復帰を目指す高齢者。
要介護度3~5

概要
入院医療の必要がないが、リバビリや介護・看護等を必要とする要介護高齢者が入所し、在宅復帰を目指して、看護、医学的管理下での介護、機能訓練、日常生活上の世話を受ける施設。

コメント
基本的にリハビリ中心の自立生活を目指す施設のため入所期間は3ヶ月~6ヶ月程度と短めとなっています。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説②介護老人保健施設(老健)


■介護療養型医療施設


介護療養型医療施設
想定される入居者
比較的長期の療養が必要な高齢者

概要
急性期の治療が終わった後、比較的長期の療養を必要とする要介護高齢者が入院し、在宅復帰を目指して、看護、医学的管理下での介護、機能訓練、日常生活上の世話を受ける病院・診療所

コメント
医療保険が適用される療養病床と機能が似ていることが問題となっており、今後廃止される予定です。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説③介護療養型医療施設(介護療養病床)


■軽費老人ホーム


軽費老人ホーム
想定される入居者
一般的に有料老人ホームより利用料が低い分、所得が少なくても入所可能です。自立の方向け

概要
家庭や住宅事情等の理由により自宅で生活することが困難な高齢者(又は高齢者夫婦)が入居し、食事や入浴等の生活上必要なサービスの提供を受ける施設。

【A型】
給食サービス付き。所得制限あり。費用は、原則利用者の全額負担だが、事務費(人件費・管理費等)は所得に応じて負担。

【B型】
自炊型。費用は、原則利用者の全額負担。

コメント
ケアハウスへの一元化が進められているため、現在施設のみで今後は増えません。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑤軽費老人ホーム(A型・B型)


■ケアハウス


ケアハウス
想定される入居者
一般的に有料老人ホームより利用料が低い分、所得が少なくても入所可能です。自立~軽介護の方向け

概要
自炊ができない程度の身体機能の低下が認められ、高齢等のため独立するには、不安があるものの、家族による援助が受けることが困難な高齢者が利用する施設。「特定施設入居者生活介護」の指定を受けたケアハウスでは、施設職員による介護も受けられる。

コメント
平均80歳と高齢化しているため、前期高齢者は暮らしにくいことがあります。また、要介護も中程度までを利用期間としている施設が多く、再度の住み替えが必要な場合があります。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑦ケアハウス


■都市型軽費老人ホーム


都市型軽費老人ホーム
想定される入居者
身体機能の低下等により自立した日常生活を営むことに不安があり、家族の援助を受けることが困難な60歳以上の方。自立の方向け

概要
都市型軽費老人ホームは、大都市部における身体機能の低下した低所得者も利用できる住まい対策として、従来の軽費老人ホーム(ケアハウス)から、居室の床面積・職員配置等の基準を緩和し、利用料の低廉化を図ったものです。

コメント
2010年に東京都や大阪府などの大都市において、低所得高齢者を対象にした家賃の低い「都市型軽費老人ホーム」の制度が創設されました。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑥都市型軽費老人ホーム


■グループホーム


グループホーム
想定される入居者
共同生活が可能な認知症の要介護者。要支援~軽介護

概要
認知症高齢者が少人数で一つのユニット(生活単位)を構成し、小規模な生活の場で食事・入浴・排泄等の介護サービスを受けながら生活する施設。家庭的な雰囲気のなかで共同生活を行うことにより、認知症の緩和を促すことを目的としている。

コメント
施設と住宅の中間に位置するようなものです。ただし、一部のグループホームでは高齢化が進み、施設色が強くなっているところもございます。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑨グループホーム


■有料老人ホーム


有料老人ホーム
想定される入居者
入居一時金がかかる施設が多いため、その負担ができる方。
自立~要介護5まで。

概要
【介護付】
介護や食事等のサービスが付いたホーム。介護が必要になっても、ホームが提供する介護保険の「特定施設入居者生活介護」「外部サービス利用型特定施設入居者生活介護」が利用できる。

【住宅型】
食事等のサービスが付いたホーム。介護が必要になった場合は、入居者自身の選択により、外部の訪問介護等のサービスを利用しながら、ホームの居室で生活を継続することができる。

コメント
施設により様々です。最近では、入居一時金ゼロのところも増えてきました。

■詳細はこちら
有料老人ホーム入門


■サービス付き高齢者向き住宅


サービス付き高齢者向き住宅
想定される入居者
自立~要介護5まで

概要
単身や夫婦のみ高齢者世帯向けの賃貸等の住まい。住戸面積や設備、バリアフリー仕様などの一定のハード条件を備えるとともに、ケアの専門家による状況把握・生活相談サービスを提供することが定められている。賃貸借契約のため、入居一時金は発生しない。
(賃貸借契約のため敷金は発生する)

コメント
サービス付きのサービスは介護サービスではありません。あくまで安否確認と生活相談です。介護が必要となった場合は、訪問介護等を利用する必要があります。
自立の方~軽介護向けのところから有料老人ホームと変わらないサービスを受けられるところまで様々なものがございます。

■詳細はこちら
サービス付き高齢者住宅入門


■東京シニア円滑入居賃貸住宅


東京シニア円滑入居賃貸住宅
想定される入居者
自立~要介護5まで

概要
高齢者の多様なニーズに対応するため、都で定める一定の基準を満たす高齢者の入居を拒まない賃貸住宅です。都が独自に実施する情報登録閲覧制度により、高齢者等に広く情報提供を行っています

コメント
こちらも上記のサ高住と同様で様々なものがございます。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑫東京シニア円滑入居賃貸住宅


■シニア向け住宅


シニア向け住宅
想定される入居者
自立~軽介護

概要
バリアフリー設計のシニア向け住宅です。

コメント
主に自立している方向けとなります。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑭シニア向けマンション(分譲)


■シルバーハウジング


シルバーハウジング
想定される入居者
自立~軽介護

概要
地方公共団体等による高齢者向けの賃貸住宅。バリアフリー仕様で、生活援助員による相談、安否確認、緊急時対応サービスが受けられる。

コメント
入居は抽選により決まります。

■詳細はこちら
高齢者住宅・施設の解説⑧シルバーハウジング


■小規模多機能型居宅介護(住まいではありません)


小規模多機能型居宅介護(住まいではありません)
想定される入居者
要支援~要介護3くらいまで

概要
小規模多機能型居宅介護は、通所介護(デイサービス)を中心に利用しながら、必要に応じてショートステイや訪問介護を受けることができる、一種のセットメニューのようなサービスです。
3種類の介護サービスを顔なじみのスタッフから受けることができるため、人見知りしがちな方でも安心して利用できます。

コメント
地域密着型のサービスと呼ばれる種類のもので、サ高住に併設・隣接されていることも多く、サ高住と併用する場合も多くみられます。
利点は定額料金で利用できるところです。

■詳細はこちら
サービス付き高齢者向け住宅入門(28)(サ高住と小規模多機能型居宅介護)



①訪問介護(ホームヘルプサービス)


①訪問介護
概要
訪問介護職員が居宅において、入浴、排せつ、食事などの介護、その他日常生活の世話を行ないます。

コメント
利用者以外の家族ための家事や日常の家事の範囲を超えた作業は、生活援助として頼むことができませんので、ご留意ください。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.10(居宅サービス①訪問介護)



②訪問入浴介護


②訪問入浴
概要
居宅に浴槽を持ち込んで入浴の介護を行ないます。

コメント
訪問介護や通所介護にくらべて料金は高め(1回の自己負担目安1,250円)ですが、通所や自宅での入浴が難しい場合や、感染症で通所の浴場が使えない場合に利用されます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.11(居宅サービス②訪問入浴介護)



③訪問看護


③S訪問看護
概要
看護師などが在宅を訪問して、療養上の世話や診療の補助を行います。

コメント
サービス内容は、症状の観察や衛生面のケア、診療の補助、栄養面の管理、機能訓練などで、必ず主治医の「訪問看護指示書」に基づき行われます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.12(居宅サービス③訪問看護)



④訪問リハビリテーション


④訪問リハ
概要
理学療法士や作業療法士などが居宅を訪問して、理学療法、作業療法などを行います。

コメント
病気や怪我などの状態が安定しており、医師が自宅でのリハビリテーションが必要と判断した人が対象となります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.13(居宅サービス④訪問リハビリテーション)



⑤居宅療養管理指導


⑤S居宅療養介護
概要
医師、歯科医師、薬剤師などが療養上の管理や指導を行います。介護保険の限度額の枠外での利用が可能です。

コメント
医師と歯科医師が行うのは指導やアドバイスだけで、実際の治療は行いません。看護師、薬剤師、歯科衛生士、栄養管理士は、必要に応じて医療的なケアや実技を伴う指導を行なうことがあります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.14(居宅サービス⑤居宅療養管理指導)



⑥通所介護(デイサービス)


⑥通所介護
概要
通所介護事業所において、入浴、食事の提供、機能訓練などを行います。

コメント
利用者にとって外出して多くの人と触れ合うことは、良い気分転換になります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.15(居宅サービス⑥通所介護(デイサービス))



⑦通所リバビリテーション(デイケア)


⑦通所リハ
概要
介護老人保健施設や病院などで、理学療法、作業療法などを行います。

コメント
リハビリテーションの他、食事や入浴など日常生活に関するケアも受けられます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.16(居宅サービス⑦通所リハビリテーション(デイケア))



⑧短期入所生活介護(ショートスティ)


⑧ショートスティ
概要
短期間入所した要介護者に、入浴、排せつ、食事などの介護や機能訓練を行ないます。

コメント
特別養護老人ホームなどで主に生活面の介助を受けることになります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.17(居宅サービス⑧短期入所生活介護(ショートステイ))



⑨短期入所療養介護


⑨短期入所療養
概要
介護療養型医療施設などに短期間入所した人に、看護、医学的な管理の元で介護、機能訓練、医療を行ないます。

コメント
主に医療的なケアを受けることになります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.18(居宅サービス⑨短期入所療養介護(ショートステイ))



⑩福祉用具貸与


⑩福祉用具貸与
概要
福祉用具のうち、厚生労働大臣が定めるものの貸与を行います。

コメント
車椅子など全13種類です。(要支援~要介護1の倍位は4種類)

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.19(居宅サービス⑩福祉用具貸与)



⑪特定施設入居者生活介護


⑪特定施設
概要
有料老人ホームなどに入居している要介護者に、入浴、排せつ、食事などの介護、機能訓練、療養上の世話を行います。

コメント
一定の基準を満たした有料老人ホーム、軽費老人ホーム、養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅で受けることができます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.20(居宅サービス⑪特定施設入居者生活介護)



①定期巡回・随時対応型訪問介護看護


①S定期巡回・随時対応型訪問介護看護
概要
訪問介護と訪問看護が連携し、定期的にまた通報に応じて訪問し、介護や療養上の世話などを提供します。

コメント
1日何回でも定額で利用できるサービスです。24時間体制で訪問介護サービスだけではなく、訪問看護サービスも利用できます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.21(地域密着サービス①定期巡回・随時対応型訪問介護看護)



②夜間対応型訪問介護


24時間改
概要
夜間に定期巡回の訪問介護を受けたり、体調不良などのときに通報して訪問介護員に来てもらいます。

コメント
決められた時間に訪問する定期巡回と、利用者からの連絡を受けて訪問する随時訪問があります。自己負担目安は、基本料金1,000円と随時訪問1回につき580円です。(オペレーションセンターが設置の場合)

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.22(地域密着サービス②夜間対応型訪問介護)



③認知症対応型通所介護(認知症高齢者デイサービス)


③S認知症対応型通所介護(認知症高齢者デイサービス)
概要
認知症高齢者が、認知症高齢者グループホームの共用スペースなどで通所介護を受けます。

コメント
民家などを利用した専用のもの(単独型)、特別養護老人ホームなどに併設されたもの(併設型)、グループホームなどの共用部分を利用するもの(共用型)の3タイプがあり、それぞれの利用料金が異なります。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.23(地域密着サービス③認知症対応型通所介護 )



④小規模多機能型居宅介護


④S小規模多機能型居宅介護
概要
1箇所の事業所に登録し、通所介護を中心に、随時、訪問介護を受けたり、宿泊して介護を受けます。

コメント
利用料金は1ヶ月の定額制です。施設には、介護職員、看護師、ケアマネジャーが所属しており、登録者は25名までとなっています。要介護1の場合の1ヶ月の自己負担目安は11,430円です。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.24(地域密着サービス④小規模多機能型居宅介護 )



⑤複合型サービス


⑤S複合型サービス
概要
小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせたサービスを提供します。

コメント
要介護度が高く、医療ニーズの高い高齢者にも対応できます。要介護1の場合の自己負担目安は1ヶ月13,255円です。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.25(地域密着サービス⑤複合型サービス )



⑥認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)


⑥S認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
概要
認知症のある要介護者が、家庭的な雰囲気のグループホームに入所して、介護を受けながら生活します。

コメント
定員は5人以上9人以下を1ユニットし、2ユニットまで設置することができます。家庭的な雰囲気で生活をおくることが重視されます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.26(地域密着サービス⑥認知症対応型共同生活介護[グループホーム])



⑦地域密着型特定施設入居者生活介護


⑦S地域密着型特定施設入居者生活介護
概要
地域密着特定施設(入居定員が29人以下の有料老人ホーム、ケアハウスなど)の入居者が、日常生活上の世話、機能訓練などを受けます。

コメント
地域密着型サービスのため、利用できるのは、施設がある市区町村の居住者に限られます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.27(地域密着サービス⑦地域密着型特定施設入居者生活介護)



⑧地域密着型介護老人福祉施設入所生活介護


⑧S地域密着型介護老人福祉施設入所生活介護
概要
地域密着型介護老人福祉施設(入所定員が29人以下の特別養護老人ホーム)に入所して日常生活上の世話、機能訓練などを受けます。

コメント
地域密着型サービスのため、利用できるのは、施設がある市区町村の居住者に限られます。

■詳細はこちら
介護保険のしくみVol.28(地域密着サービス⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)

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