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ぷちコラム⑦有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅等の選び方・ポイント

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~前回~ぷちコラム⑥映画「和ちゃんとオレ」から息子介護について考える

今回は有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の選び方・ポイントというテーマで思うことを書かせて頂きます。ポイントを4つにまとめてました。

その① まずはしっかりとした基礎知識を
その② 現状の把握を
その③ 譲れない点と妥協点を探す
その④ 良い紹介会社を利用する

<その① まずはしっかりとした基礎知識を>
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を探す上で、いきなり施設を探すのでなく、ある程度のしっかりとした基礎知識は必要です。基礎知識が無いと善し悪しの判断も付かないですし、サービスを見極める上でどこがポイントになるかもわからないからです。特に介護付有料老人ホーム以外の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、介護保険サービスを組み合わせて介護サービスを利用することになるため、介護保険の理解は必ず必要です。

■介護保険サービス
特定施設、ケア付き、介護付と言われている有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、「特定施設入居者生活介護」というサービスを受けることになり、介護度に応じて定額でサービスを受けられることになります。ですので、利用者にとっては、料金が明確ですので安心ですが、どちらかというと施設に合わせた生活になります。
一方で、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、11種の在宅サービス、⑧種の地域密着サービス、住宅の改修、介護用品の購入といった介護保険で利用できるサービスを組み合わせて利用することになります。個々にあったケアプランを組むことができ、個人の要望に沿ったかたちの生活が可能ですが、介護保険には限度額があり、限度額を超えた場合は普段1割負担のところが10割負担となるため留意が必要です。

■高齢者住宅・施設事情
介護保険の次は、実際に高齢者向けの住まいはどれだけの種類があって、どのような方が利用するかということを理解する必要があります。イメージの強いところですと、重度の方が多く安く利用できる特別養護老人ホームがあるかと思いますが、その他にも色々な種類(14種)の住まいの形があります。14種の施設については記事下部の表をご参照ください。

■固定観念は捨てる
ご相談者の方とお話していると、イメージとして住宅型やサ高住は元気な人、介護付は重度の人というイメージを持たれている方が多いかと思います。介護付の場合は、人員配置も決まっているため安心感は強いかと思いますが、住宅型であったり、サ高住でも医療対応が強かったり、重度対応が可能という施設も当然あります。ですので、固定概念をもって探してしまうと、選択肢を減らしてしまうことになります。「重度だから介護付き、軽度なので住宅型やサ高住」というのではなく、「このような生活ができる施設を探す」というスタンスで住宅型、サ高住、介護付きというのを分け隔てなく考えると良いかと思います。

私が以前セミナーで説明させて頂いた資料を以下のページからダウンロードできます。順を追って説明しているので、そちらもご利用ください。
「知っておきたい介護の実情・知って得する介護の知識」
「高齢者向け住まいの種類と選び方」
「知らなきゃ損するシニア住宅・高齢者施設の基礎知識」

<その② 現状の把握を>
基礎知識がわかったところで、実際にどのような施設があっているかを知るためには、現状を把握することが大事です。現在の状況、できること、できないこと、どのような生活を望んでいるかを整理することで、どのような施設があっているかがわかってきます。例えば、以下のような項目について状況を理解してみましょう。回答項目には例を入れています。
質問項目
回答
質問項目
回答
 年齢/性別
83歳(女性)
既往歴
5年前に脳梗塞。後遺症はなし
家族構成
旦那さんとは5年前死別。長男(近隣)、長女(遠方)弟(近隣)
必要医療行為
血圧の薬のみ服薬
現在の状況
独居(長男の家が車で30分)
病院
○○クリニックに自身で通院
介護保険
要介護1(週に2回のデイサービス)
ADL
食事:介助なし(減塩食) 清潔:介助なし 着替え:介助なし 排泄:介助なし  歩行:杖歩行
現在の生活の不安など
掃除が大変。電気の消し忘れが多い。
認知症
無(年相応の物忘れ程度)
キーパーソン
長男
性格
社交的なので交流の多いところが良い
転居時期
ご本人は在宅希望(息子さんが半年くらいで転居希望)
希望のエリア
今の住まいの近く又は弟のいる○○市周辺
初期予算
本人の貯金が500万あるが、月々の生活費にあてたい
ペット

月額予算
年金は12万/月 長男が3万円/月援助 月トータル15万以内
お酒・タバコ

身元保証人の有無
長男
本人の希望
料理をしたい
その他
ご本人はまだ自宅に住み続きたいということ。転居は長男が説得中。自宅はそのままで売却予定はなし。食事の好き嫌いはあまりないが、味にうるさい。 味が口に合わないとあまり食べないかもしれない。

<その③ 譲れない点と妥協点を探す>
それぞれにそれぞれの理想の生活というのがあり、入居のポイントとなる点はあるかと思いますが、そのすべてを満たすところというのはほとんど無いと言っても過言ではありません。ですので、その中でも必ず譲れない点と妥協点を探す必要があります。
月額費用や、医療行為に関する要件は入居にあたって満たさなければいけない条件なので譲れませんが、このほかの点では人それぞれこだわりのポイントは違うところです。

(こだわり例)
・自由に外出ができる ・リハビリが充実(PT・OT常駐) ・看護師が24時間いる ・レクリエーションが充実 ・食事が美味しい ・フロアごとに介護度が分かれている ・お風呂が部屋についている ・駅から近い ・夫婦部屋 ・お元気な方が多い ・小規模(10~20名程度)等

<その④ 良い紹介会社を利用する>
基本的には、無料で利用できるところがほとんですので、うまく紹介会社を利用することが良い施設を探すポイントになります。今はネットで施設情報などはいくらでも探すことができますが、条件も多いですし、ネットにはすべての細かい情報まで掲載されていません。ですのである程度早い段階で紹介会社に相談しましょう。

■紹介会社を利用する利点
・無料で利用できる
・条件を提示し、あったものを探してもらえる
・見学にも同行してもらえる
・見学同行時に質問漏れが無くなったり、聞きにくいことも代わりに聞いてもらえる
・相談員は多くの施設を見ているため、比較した意見をもらえる
・紹介会社を経由することで、施設からの過度な営業を受けにくい

■良い紹介会社とは
・親身になり、色々と話を聞いてくれる ・対応が早い ・見学には必ず同行する ・介護に関する知識が豊富 ・施設のことをよく知っている(実際に見学に行っている)

■悪い紹介会社とは
・ほとんど話を聞いてくれない ・紹介先が偏っている ・見学に一緒に来てくれない ・高額な施設ばかりを提案してくる ・入居を急かす

<その⑤ 実際に目で見て確認(見学・体験入居)>
当然ですが、必ず見学に行って見て確認することは大事です。その際に、他の入居者の様子やヘルパーさんの様子などをサービス部分をしっかり確認します。また、施設長さんと話をすることでその施設のカラーがわかりますので、できれば施設長さんに色々と質問ができると良いです。また、体験入居ができるのであれば、必ずしたほうがよいです。日数も1泊では生活リズムがわからないので、できれば1週間くらい体験入居ができるとその施設の生活リズムがよくわかります。

あと判断の基準として、見学後、良い施設は入居を急かさないです。「他にも色々な施設を見てよく判断してください」と言った言葉を聞きます。これは、自社のサービスに自信がある証拠ですし、しっかり比較して利用者の方にあったところを選択をして欲しいという思いでもあるのかと思います。

ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)

次回はぷちコラム⑧診療報酬改定(在総管の大幅減額)で変わるサ高住・有料老人ホームの医療体制です。

<介護サービスの種類>
☆がついているサービスは定額料金で利用できるサービスです
居宅サービス 地域密着サービス 施設サービス
訪問介護 定期巡回・随時対応型訪問介護 介護老人福祉施設(特養)
訪問入浴介護 夜間対応型訪問介護 介護老人保健施設
訪問看護 認知症対応型通所介護 介護療養型医療施設
訪問リハビリテーション 小規模多機能型居宅介護 居宅介護支援
居宅療養管理指導 複合型サービス 住宅の改修
通所介護 認知症対応型共同生活介護 福祉用具の購入
通所リバビリテーション 地域密着型特定施設入居者生活介護
短期入所生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
短期入所療養介護
福祉用具貸与
特定施設入居者生活介護

<高齢者施設の種類>
介護保険3施設公的な低額施設・住宅民間運営施設
特別養護老人ホーム養護老人ホームグループホーム
介護老人保健施設軽費老人ホーム(A型・B型)有料老人ホーム
介護療養型医療施設都市型軽費老人ホームサービス付き高齢者向け住宅
ケアハウス東京シニア円滑入居賃貸住宅
シルバーハウジング地域優良賃貸住宅
シニア向けマンション(分譲)

■介護保険関連の記事
介護保険のしくみ(まとめ)
介護保険のしくみVol.1(概要)
介護保険のしくみVol.2(介護保険申請から要介護認定までの流れ
介護保険のしくみVol.3(要支援・要介護のめやすと支給限度額について)
介護保険のしくみVol.4(被保険者の保険料について)
介護保険のしくみVol.5(介護保険料の滞納について)
介護保険のしくみVol.6(上乗せサービス・横出しサービスとは)
介護保険のしくみVol.7(介護保険の単位と地域単価)
介護保険のしくみVol.8(介護サービスの種類)
介護保険のしくみVol.31(要介護・要支援のサービスの違い)
介護保険のしくみVol.32(支給限度額でどのくらいのサービスを利用できるか)
介護保険のしくみVol.33(介護費用の加算・減算とは)
介護保険のしくみVol.34(ケアマネジャー【介護支援専門員】の役割とは)
介護保険のしくみVol.35(介護保険以外のサービスを検討する)
介護保険のしくみVol.36(お手盛り介護の現状について)


その他おすすめ記事
サービス付き高齢者向け住宅入門(35)(サ高住は終の棲家になり得るか)
有料老人ホーム入門⑪(体験入居について)
高齢者向け住宅・施設とは?(それぞれの金額目安)
ぷちコラム③高齢者の胃ろうについて考える

■ 高齢者住宅仲介センター日本橋店6つの特徴

✔一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)に特化)
実際にこの目で見た施設・住宅をご紹介できるようにしております。
✔低価格帯の施設もご用意
生活保護を受給されている方でも受入可能な施設・住宅もご用意いたします。
✔24時間医療対応の施設
胃瘻・気管切開・夜間吸引等の24時間医療対応の施設・住宅もご紹介できます。
✔認知症の方も安心
認知症ケアの環境が整った施設・住宅をご紹介します。
✔自立の方向けの施設
自立されている方でいまの生活に不安がある方へのご紹介が可能です。
✔ご夫婦での入居
ご夫婦で入居できる施設・住宅を探している方をサポートいたします。

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編著:イノウ 監修:満田将太
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