~前回~有料老人ホーム入門⑩(パンフレットの見方のポイント・注意点)
本日は有料老人ホームの体験入居について解説したいと思います。
<有料老人ホームの体験入居とは>
多くの有料老人ホームは体験入居ができるようになっています。気に入ったホームが数ヶ所見つかったら、契約前に体験入居は必ずするべきです。体験入居は、契約前の入居希望者が一定期間内にホームで生活するシステムです。入居一時金などは不要で、滞在した日数に応じて実費で費用を支払います。この場合、介護保険は適用外です。料金は、1泊2食付きで4,000円~20,000円くらいまで様々です。体験入居の期間は1泊2日から1週間、さらには1ヶ月体験といったところもあります。
<体験入居することのメリット>
・有料老人ホームに1日滞在することで、そのホームの1日の流れがつかめます。
・実際に介護サービスや食事サービスを受けることで、見学時にはわからないこともわかります。
・どのような人がいるか、どのような交流があるかということがわかります。
・施設が合わないといって退去するケースが少なくなります。
<チェックポイント>
■食事
メニューの内容や味、什器などは好みに合うかどうか確認しましょう。量を多く食べたいという方は、おかわりができるかなども確認しましょう。
■居室・設備
居室に持ち込める私物の量や、部屋の使いやすさ、共有スペースの利用状況などを確認しましょう。
■日常生活のサービス
掃除、洗濯、入浴といったサービスが自分の生活リズムと合うか確認しましょう。
■介護サービス
必要な介助や介護が受けることができるか、ケアプランは適切か確認しましょう。良心的なホームは、短期間であってもケアプランと、ケアプランに基づいた介護サービス提供表が作られ、介護サービスの質を確認することができます。
■周りの人間関係
お友達はできそうか、周りのみなさんの生活状況などをしっかりと見てみましょう。
■働いているスタッフ
働いてるスタッフの態度や対応状況、時間ごとの人数など確認しましょう。
<まとめ>
見学して気に入ったホームがあった場合は、できる限り体験入居をして、見学時わからなかったことを補足しましょう。期間は、1泊2日ではわからないことも多いと思うので、1週間程度がおすすめです。体験入居をしたら、レクリエーションに積極的に参加したり、スタッフや施設長にわからないことは聞いてみましょう。入居している人とも交流し、親しく付き合っていけどうかどうかの見極めましょう。家族もできるだけいっしょに足を運び、入居者の様子を見るようにすること大切です。
その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回は有料老人ホーム入門⑫(入居条件について)です。
~有料老人ホーム入門~
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