~前回~有料老人ホーム入門⑦(住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット)
本日は、介護付有料老人ホームのメリット・デメリットについて解説させて頂きます。
<介護付有料老人ホームとは>
介護付有料老人ホームとは、都道府県から「特定施設入居者介護」の指定を受けた事業者が運営する移設です。要介護・要支援の入居者数に対する看護・介護職員の最低人数が決められている他、機能訓練指導員や生活相談員、ケアマネジャーなどもの所属しており、設備や運営方法についても具体的な基準が定められています。
・特定施設についての解説はコチラ→⑥(特定施設入居者生活介護)
・最低人数の解説はコチラ→④(人員体制・職員配置)
介護付有料老人ホームは、「一般型」と「外部サービス利用型」に分けられ、「一般型」の場合は、ケアプランの作成から実際の介護まですべてをホームのスタッフが行ないいます。一方で「外部サービス利用型」の場合は、ケアプランの作成や安否確認、生活相談のサービスはホームのスタッフが行いますが、実際の介護サービスはホームから委託された外部のサービス事業者のスタッフが行います。
※「一般型」と「外部サービス利用型」とありますが、今回のテーマのメリット・デメリットについては、「一般型」について解説します。「外部サービス利用型」については住宅型有料老人ホームのメリット・デメリットと類似しますので、省略させて頂きます。
<介護付有料老人ホーム(一般型)のメリット・デメリット>
●メリット ●24時間体制で必要な介護を受けることができるので利用者も家族も安心。 ●介護費用が一定額なので安心。 ●ちょっとした相談や頼み事をしやすい。 |
●デメリット ●介護スタッフの人数が限られているため、ホーム側のペースで介護を受けることになりがち。 ●通所介護(ディサービス)や外部の訪問介護を介護保険を使って利用できない。 ●介護度が低く、介護サービスをほとんど必要としない場合でも介護費用は一定額かかる。 ●介護度が重い方が多い施設に自立の方が入ると窮屈に感じることもある。 |
<介護付有料老人ホーム選びのポイント>
最後に介護付有料老人ホーム選びのポイントをまとめたいと思います。
●介護付有料る人ホームの場合も、有料オプションのサービスがありますので、内容をしっかり確認しましょう。
(例:お風呂を週2→週4、部屋の掃除を週1→週2など)
●医療行為が必要な方、これから必要になる可能性がある方、どのような医療行為が対応可能か、看護師の常駐の時間などを確認しましょう。
●ご入居者の性格などを踏まえ、施設の平均介護度や平均年齢、男女比などを確認しましょう。
●夜間の職員数や普段の人員体制についてしっかり確認しましょう。
その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回は有料老人ホーム入門⑨(入居一時金と償却について)です。
~有料老人ホーム入門~
●有料老人ホーム入門①(概要) ●有料老人ホーム入門②(契約方式・利用料の支払方式) ●有料老人ホーム入門③(重要事項説明書) ●有料老人ホーム入門④(人員体制・職員配置) ●有料老人ホーム入門⑤(住所地特例について) ●有料老人ホーム入門⑥(特定施設入居者生活介護) ●有料老人ホーム入門⑦(住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット) |
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