←「介護保険のしくみVol.28(地域密着サービス⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)」前の記事へ
次の記事へ「介護保険のしくみVol.30(住宅の改修)」→
~前回~介護保険のしくみVol.28(地域密着サービス⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)
介護サービスの種類のうち、福祉用具の購入について解説させて頂きます。
<介護サービス一覧>
居宅サービス | 地域密着サービス | 施設サービス |
①訪問介護 | ①定期巡回・随時対応型訪問介護 | ①介護老人福祉施設(特養) |
②訪問入浴介護 | ②夜間対応型訪問介護 | ②介護老人保健施設 |
③訪問看護 | ③認知症対応型通所介護 | ③介護療養型医療施設 |
④訪問リハビリテーション | ④小規模多機能型居宅介護 | 居宅介護支援 |
⑤ 居宅療養管理指導 | ⑤複合型サービス | 住宅の改修 |
⑥通所介護 | ⑥認知症対応型共同生活介護 | 福祉用具の購入 |
⑦通所リバビリテーション | ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護 | |
⑧短期入所生活介護 | ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 | |
⑨短期入所療養介護 | ||
⑩福祉用具貸与 | ||
⑪特定施設入居者生活介護 |
<福祉用具の購入とは>
■概要
直接肌に触れるような衛生用品など、レンタルに向かない福祉用具の中には、個人で購入すると費用の支給をうけられるものがあります。対象となる用具は全5種類です。申請できる方は、要支援・要介護認定を受けているかたで、原則として在宅で生活されているかたです。
用具の購入については、都道府県や市区町村の指定を受けた事業者から購入しなければなりません。また、見た目や性能が似ていても支給の対象にならないものあるので注意が必要です。福祉用具の購入は、介護保険の支給限度額の対象に含まれませんので、ケアプランに組み込みませんが、購入の際は、ケアマネジャーに相談すると安心です。(ケアマネジャー相談が必須の市区町村もあります)
■利用限度額
年間10万円(自己負担1万円) |
■対象となる用具
イメージがつきやすいようにAmazonのリンクを貼っていますが、Amazonが販売する介護用品は、介護保険の適用対象外です。
①入浴補助用具
入浴の補助の役に立つ以下のようなものです。
・入浴いす、浴槽内いす
・浴室内すのこ、浴槽内すのこ
・浴槽用手すり
・入浴台
・入浴介助ベルト
安寿 楽おりシリーズ 折りたたみシャワーベンチ IS ピンク 536-324
- メーカー: 安寿
- 発売日: -
- 定価: ¥13,800
- ジャンル: Health and Beauty
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- Amazon.co.jpで詳細を見る
パナソニックエイジフリーライフテック バスサポーター N-200 オレンジ VAL12102
- メーカー: パナソニックエイジフリーライフテック
- 定価:
¥29,400 - 売価: ¥16,625
- 値引額: ¥12,775(46%)
- ジャンル: Health and Beauty
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- Amazon.co.jpで詳細を見る
②簡易浴槽
簡単に移動させられる空気式や折りたたみ式で、取水・排水のための工事が必要ないものです。
③移動用リフトの吊り具部分
移動用リフトに取り付けて使うものです。移動用のリフト部分はレンタルできます。
*スリングパオ ハーフサイズ PAO100【リフト用吊り具】【スリングシート】【移動用リフトのつり具部分】 [ヘルスケア&ケア用品]
- 定価:
¥45,150 - 売価: ¥36,000
- 値引額: ¥9,150(20%)
- ジャンル: Health and Beauty
- Amazon.co.jpで詳細を見る
④腰掛け便座
以下のようなものが挙げられます。
・和式便器を腰掛け式にかえるもの
・洋式便器の上に置き、高さを補うもの
・電動式またはスプリング式で便座から立ち上がる際の補助機能になるもの
・移動可能なポータブルトイレ
家具調トイレチェア 優福DX 暖房・脱臭器付/DX-WZ ブラウン
- 定価:
¥94,200 - 売価: ¥64,050
- 値引き額: ¥30,100(32%)
- ジャンル: Health and Beauty
- Amazon.co.jpで詳細を見る
⑤自動排泄処理装置の交換部品
レシーバー、チューブ、タンクなどのうち、尿や便の経路となるものであって、本人や介護者が容易に交換できるもの
<購入費用の支給の流れ>
ステップ① 購入費用の費用は、利用者がいったん全額払います。この際、必ず領収書をもらっておきます。 ステップ② 各市区町村にある「特定福祉用具購入支給申請書」に必要事項を記入します。 記載事項は以下。 ・製造業社名 ・販売業者名と事業者番号 ・購入した福祉用具が必要な理由 ・支給額の振込先など ステップ③ 必要なものを揃え、市区町村の介護保険を担当する部署に提出します。 その際の持ち物は以下。 ・介護保険証 ・印鑑 ・特定福祉用具購入支給申請書 ・領収書 ・パンフレット等の購入した用具のわかる資料 |
ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回は介護保険のしくみVol.30(住宅の改修)です。
介護保険関連の記事