←「介護保険のしくみVol.7(介護保険の単位と地域単価)」前の記事へ
次の記事へ「介護保険のしくみVol.9(居宅介護支援サービス)」→
~前回~介護保険のしくみVol.7(介護保険の単位と地域単価)
本日は介護サービスの種類について解説します。
介護保険で利用出来る介護(予防)サービスは色々とあります。一回あたりいくらというものもあれば、定額で利用できるものもあります。今回はどのような種類のものがどれだけあるかというのを理解していただき、各サービスの説明は次回以降でそれぞれさせて頂きます。
ちなみに大まかな説明は高齢者施設についてのページでも解説していますので、ご参照ください。
<居宅サービス>
介護スタッフが自宅に訪問したり、施設に通ったり、短期宿泊できるサービスもあります。要支援の場合でも同じ11種のサービスを受けることができますが、サービスや内容料金が一部異なります。
①訪問介護(ホームヘルプ) ②訪問入浴介護 ③訪問看護 ④訪問リハビリテーション ⑤居宅療養管理指導 ⑥通所介護(デイサービス) ⑦通所リバビリテーション(デイケア) ⑧短期入所生活介護(ショートステイ) ⑨短期入所療養介護(ショートステイ) ⑩福祉用具貸与 ⑪特定施設入居者生活介護 |
<地域密着型サービス>
サービスを提供している市区町村の住民だけが利用することができます。要支援の場合は、①定期巡回・随時対応型訪問介護、②夜間対応型訪問介護、⑤複合型サービス、⑦地域密着型特定施設入居者生活介護、⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は利用できません。また、⑥認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)は要支援2以上からの利用となります。
①定期巡回・随時対応型訪問介護 ②夜間対応型訪問介護 ③認知症対応型通所介護(認知症高齢者デイサービス) ④小規模多機能型居宅介護 ⑤複合型サービス ⑥認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム) ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護 ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 |
<施設サービス>
介護保険3施設は、要介護でないと利用することができません。また、③介護療養型医療施設は将来的に廃止することが決まっています。
①介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) ②介護老人保健施設 ③介護療養型医療施設 |
<福祉用具の購入>
貸与にむかない福祉用具については、購入費用が支給されます。
<住宅の改修>
手すりの取り付けや、自立した生活のために役立つ家の改修工事については費用が支給されます。
<まとめ>
自宅で生活しながら介護保険を利用する場合も、高齢者施設や高齢者住宅に入居し介護保険を利用する場合も上記のサービスを利用することになります。それぞれの詳しい説明は次回でしますので、まずはどのようなサービスがあるかというのをご理解ください。
その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回は介護保険ののしくみVol.9(居宅介護支援サービス)です。