~前回~介護保険のしくみVol.1(概要)
本日は、介護保険申請から介護認定がおりるまでの流れを解説したいと思います。
まずは上の図をご覧ください。
今回の解説は、図の左から「利用者→市町村の窓口→認定調査、医師の意見書→要介護認定」に至るまでの流れとなります。
■申請(利用者→市町村の窓口)
介護保険の申請は、市区町村の介護保険担当窓口、一部の地域では地域包括支援センターで受け付けています。申請は、本人や家族の他に、指定居宅介護支援事業者、地域包括支援センター、在宅介護支援センターなどでも申請ができます。65歳以上の人には介護保険証が送付されているので、それに申請書を添えて住所地の市区町村に申請します。40歳~64歳の人は申請書のみ提出します。申請書は、介護保険担当窓口や地域包括支援センター、市区町村のホームページなどから入手できます。
■認定調査
市区町村が、認定をするための訪問調査を行います。調査員は自宅か入院先、入所先に調査に行き、全国共通の調査票に基づき、75項目にわたる要介護状態区分の判定に必要な調査を行います。訪問調査は、家族が同席することも可能です。認知症の人や、自ら答えられない場合には、家族やケアマネジャーやサービス提供者から聞くこともあります。
■主治医の意見書
主治医の意見書は、認定に大きく影響します。何科のどの地区の医師でもかまいませんが、病状や自宅での生活を把握している医師を選ぶ必要があります。主治医がいなければ、市区町村が紹介してくれます。
■判定結果の通知(要介護認定)
訪問調査の内容と主治医の意見書をなどをもとに、要介護度が審査・判定されます。要支援以上と認定されると、保険証に要介護度と有効期間、保険限度額が記載されます。有効期間は、初めての時は6ヶ月、更新の場合は原則1年です。再度申請手続きをする場合は有効期間満了の60日前からできます。
申請してから認定の通知を受けるまで、最長で30日ほどかかります。通常は認定を受けてからサービスが開始されますが、待てない場合は、認定を受ける前でも前倒しでサービスを利用することができます。
その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回は介護保険のしくみVol.3(要支援・要介護のめやすと支給限度額について)です。
介護保険のしくみVol.2(介護保険申請から要介護認定までの流れ)
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