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~前回~自分史についてVol.7(自分史の効果・効用)
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本日も前回に引き続き提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生(士業等との連携サポート)に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第8回目は自分史活用アドバイザー奮闘記です。
<自分史活用アドバイザー奮闘記>
私が自分史活用アドバイザーとして自分史作りをアピールする活動をするうえで、よく利用させてもらっているのが葬儀屋さんで開催するイベントです。
過去参加したイベントでは、「自分史ブース」という長机2つ分ぐらいのスペースを借りて、私が所属する自分史活用推進協議会で保管している自費出版で出された自分史のサンプル本を数冊並べて、お客様を待ち構えていましたが、ほとんどの方は素通り状態でした。少しくらい手に取ってもらえるかなぁという私の目論見は大きく崩れ去りました。冷静に考えれば葬儀屋さんのイベントに来る方々の興味は現実的な相続対策や家族葬についてのことなどで、自分史なんて言われてもピンとこないのでしょう。ようするに全くアウェーの場所で試合をするようなものでした。
そこで、どうやったら自分史に興味が無い人にその存在をアピールできるのか、と考え悩みながら、先週、埼玉県の三郷市で行われたイベントに参加してきました。
前回の反省を踏まえ、私自身が決めた目標は「いかに自分史を他人事だと思っている人をブースやセミナーに引き込めるか?」ということでした。
そこで今回は自分史のサンプルの展示は一切止め、誰もが共通して持つ思い出の窓口のような映像や音楽で誘導し、あとはその頃の個々の思い出を想起してもらえるような試みにチャレンジしました。葬儀イベントの客層である70歳~の方が共有している思い出として『1964年東京オリンピック』が最適であろうとの結論を出し、ここを思い出の窓口としました。2020年誘致問題で最近のトピックスである点もオリンピックネタは有効だと感じました。
そして、もう少し具体的に考えて頂くためにテーマをこのようにしてみました。
『東京オリンピックの時、あなたは何をしていましたか?』
それぞれの方の思い出話をお聞きしながら自分史についての問いかけをしようと考え、その際、記憶を喚起するためにYouTubeにあった東京オリンピック開会式のビデオをエンドレスで流し、お客様の足をとめ、まずブースに立ち寄って頂くことを念頭におきました。
オリンピック以外にもその前後の時代の社会情勢や映画、テレビ、音楽の情報も展示のような形で目に触れるようにしました。
展示ブース前で30分ほどのミニセミナーを行ったのですが東京オリンピックの1964年にちなんだ、クイズを3問ほど出し、セミナー参加者には喜んで頂けました。
葬儀イベント自体の集客がかなり少なかったこともありましたので、私のブースに来ていただいた方がどのくらいの数だったかということは恥ずかしくてお話できませんが、今後自分史をアピールしていく手ごたえを感じることが出来ました。
ちなみにセミナーで皆さんに出したクイズですが・・・
第一問 東京オリンピック金メダルを獲得した女子バレーボール大松監督の著書名は?
第二問 まんが『おそ松くん』の登場人物イヤミがポーズをつけて言うセリフは?
第三問 東京銀座を徘徊するハイティーンたちの総称は?
簡単ですね。第一問はなかなか名前が出てこない方が多かったです。
このくらいのギリギリの線がクイズとして盛り上がりますね。
答えは 「おれについてこい」「シェー」「みゆき族」です。
皆さんも1964年東京オリンピックの時、何をしていましたか?
ご自分を思い出して、またご家族と話してみてください。
次回は自分史についてVol.9(自分史の作り方)です。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。
主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は自分史についてVol.9(自分史の作り方)です。