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~前回~自分史についてVol.5(自分史フェスティバル2013を終えて~①展示ブース編~)
本日も前回に引き続き提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に自分史についての記事を書いて頂きました。
今回は自分史フェスティバル2013を終えて、当日の状況や感想を書いて頂きました。
自分史の概要についてはコチラをご参照ください。→自分史についてVol.1(高齢者と自分史)
<自分史フェスティバル2013を終えて>
前回は8月7日に開催された『自分史フェスティバル2013』が盛況のうちに終わったことをお伝えいたしましたが、前回の展示ブースの紹介に引き続きまして、400人収容のホールで行われた各講演と30人規模のセミナールームで行われた3つのセミナーの様子についてご報告したいと思います。
■ホール講演について
400人収容のホールでは朝の10時~18時まで8つの講演がありました。10時の開場前には列が出来お一人お一人にご来場プレゼントの『菜の花の種』を手渡しでお配りいたしました。
講演の内容は自分史フェスティバルHPをご覧いただければわかりますが、かなりバラエティーに富んだ内容だったと思います。
有識者のパネルディスカッションやすでに自分史を研究されている方の講演での共通事項として、自分史の持つ大きな可能性についてお話をされていらっしゃいました。
映像(ビデオ)による自分史(講演名:市民ビデオが発信する『私』)では今気軽に使えるようになったビデオによる自分史の紹介をすることで自分史が大きく普及する予感を感じさせてくれました。
また、東日本大震災被災地、福島県双葉群浪江町から「3.11の真実-浪江町 街と人の記録~そして未来への想い」という題名で被害発生当時の状況から避難や移住の現状、被災住民の居住地返還の熱い思いと、避難生活に耐えて健気に学習に励む子どもたちの生の声などが紹介され、後の世代に事実を残すという重要な役割に関しても自分史や地域史が大きく活用されるということが実感できました。
あと変わったところでは、勝海舟の玄孫が語る「勝海舟とファミリーヒストリー」では伝記ではなく、実際に家族として言い伝えられてきた迫力ある実話をご紹介頂くといった貴重な講話もありました。
もちろんまだまだ講演はありましたが、大変贅沢なプログラムで個人的にはそれぞれをゆっくりと見たかったと思っています。
■セミナーについて
今回のフェスティバルでは事前予約制による3つのセミナーをご用意していました。
3つのセミナーのうち『子どものための自分史教室』と『20代(若者)のための自分史講座』は予約段階ですでに満席になっており、残る『家族がつくる祖父母の自分史』は2講演あり、当日まで席が埋まりませんでしたが、盛況だったホールや展示ブースから人が流れてきて結果的には1部32名、2部34名と満席になりました。
『子どものための~』は夏休み中ということもあり、自由研究にタイムリーな企画で、ある程度の集まりは予想できましたが、作品が出来なくても見学したいという方もいらっしゃったそうです。単に宿題のためというだけでなく、子どもが親と一緒に作る自分史という内容が親子のコミュニケーションとして有効と感じる方々がいらっしゃったということで、これから我々アドバイザーも力を入れて普及していく分野であることを認識しました。
『20代(若者)のための~』ではプロのキャリアカウンセラーの方々のワーク(作業)を通じて自分を知るという過程において、講師や他の受講生と深い交流を深めたようで、なかなか会場から人が帰らず、次のセミナーへの入れ替えに苦労したというスタッフの話も聞きました。
以上駆け足でしたが、2回にわたり8月7日に両国の江戸東京博物館で行われました『自分史フェスティバル2013』の模様をご紹介いたしました。
本当に多くのお客様にご来場いただきまして、感謝の気持ちとともに自分史に関わるものとしての大きな責任も強く感じた次第です。来年はさらに大きな規模でイベントを開催する予定ですが、その準備はもうすでに今回の反省をするところから始まっています。成功した喜びは素直に受け止め、反省すべきはすでに始まっている活動や来年のフェスティバルに引き継いで行きたいと思います。
次回は自分史についてVol.7(自分史の効果・効用)です。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。
主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)