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~前回~自分史についてVol.36(自分史と写真)
自分史とはどのようなものかについてはこちらをご参照ください。→自分史についてVol.1(高齢者と自分史)
本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第37回目は『イベント別自分史作成法』です。
<はじめに>
今、卒業式シーズンですね。私の息子も先週卒業式を迎え4月から中学生になります。私も卒業式には参加しました。卒業式が感動的なのは息子の入学からの6年間を振り返りその成長を確認するからでしょうか。6年間に色々なことがあればあるほど感動は大きいと思います。たった6年間ですが、卒業という機会に振り返ることで何気なく過ごしているつもりでも様々な出来事や選択をして来た歴史があり、子どもだけではなく家族も成長していることが実感出来ます。
<自分史を書くきっかけ>
さて、これを自分史作りの面から考えると、いつ自分史を作るのか?という問いかけに対する答えになるかと思います。ちょっと古くなりますが、「何時つくる?」と聞かれたら「今でしょ!」と言いたいところですが自分史のような自分の人生に向き合うある意味重いテーマは慎重になってしまうのは仕方がないことで、すぐに今書くというわけにはいかないと思います。
一番理想的なのは書きたいときに書くということですが、この書きたい時というのは待っていればいつか訪れるというわけではなく、ある程度自分で意識して作る必要があります。この意識作りに役立つものが『きっかけ』です。自分史を作るときにこの『きっかけ』はとても重要です。
<イベントと自分史>
日本には四季があり、また様々な行事もあります。前述した卒業式や学校生活も自分が終わってしまってもお子様やお孫様などが迎えられることもあり、さらに誕生日や個人的な記念日など私たちは常に何かのイベントに囲まれて生活しています。そのようなイベントにうまく自分史を絡ませて作っていく方法があります。
先ほどの卒業式であればそのシーズンに自分の卒業をテーマに振り返って行きます。初めは学校の卒業が思い出しやすいので事実としての想い出がいくつか出てくることでしょう。その後は学校だけでなく自分が何か成長して次のステップに行ったという精神的な卒業のイメージも湧いてくると思います。
『夏休み』や『お正月』、『クリスマス』など想い出が多いイベントにではその時期に行った旅行や家族で過ごした事柄が次々と出て来るでしょう。以前カテゴリー別自分史作成法をご紹介しましたが、今回はイベント別自分史作成法という方法を提案しました。
もう桜が満開になる季節です。日本人には桜はなじみ深いもの。桜に想い出が沢山ある方は多いのではないでしょうか?私も桜を見るとなぜか感慨深い想いがあります。なんでこんな感情が湧くのかを考えると必ず過去の出来事に突き当たります。桜を見ながらゆっくりとそんなことを考えることも『自分史』を考えることになります。
イベント別自分史は今の自分の状況とその感情を遡るには最適な方法です。そのきっかけが年間何日もあるというところが大きなメリットです。
まずは桜を見ながら考えて行きませんか?
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
<自分史の記事一覧>
■Vol.1 高齢者と自分史 ■Vol.2 意外に身近な自分史 ■Vol.3 自分史を書くこと ■Vol.4 8月7日は『自分史の日』~自分史フェスティバル2013~ ■Vol.5 自分史フェスティバル2013を終えて~①展示ブース編~ ■Vol.6 自分史フェスティバル2013を終えて~②ホール公演・セミナー編~ ■Vol.7 自分史の効果・効用 ■Vol.8 自分史活用アドバイザー奮闘記 ■Vol.9 自分史の作り方 ■Vol.10 自分史年表を利用する ■Vol.11 親の自分史・家族史① ■Vol.12 親の自分史・家族史② ■Vol.13 自分史と回想療法 ■Vol.14 自分史とエンディングノート ■Vol.15 自分史活用アドバイザーとは ■Vol.16 自分史活用推進協議会とは ■Vol.17 自分史の歴史 ■Vol.18 自分史活用術 ■Vol.19 自分史の否定的な考え方 ■Vol.20 映画『四十九日のレシピ』からみる自分史 ■Vol.21 なぜ自分史活用アドバイザーになったか ■Vol.22 戦争体験と自分史 ■Vol.23 地域史と自分史 ■Vol.24 自分史の2013年総括 ■Vol.25 自分史のもとになるジブン手帳 ■Vol.26 自分史は実践あるのみ ■Vol.27 自分史関連のサイトの紹介 ■Vol.28 自分史活用アドバイザー認定講座について ■Vol.29 自分史の普及・認知活動 ■Vol.30 自分で書く場合・人に書いてもらう場合 ■Vol.31 コミュニケーションツールとしての自分史活用 ■Vol.32 自分史で本の出版をする ■Vol.33 自分史フェスティバル2014 ■Vol.34 終活における自分史の役割 ■Vol.35 自分史に関連した被害について |
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)