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自分史についてVol.11(親の自分史・家族史①)

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~前回~自分史についてVol.10(自分史年表を利用する)

自分史の概要→自分史についてVol.1(高齢者と自分史)

本日も前回に引き続き提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第11回目は『親の自分史・家族史①』です。



<親の自分史とは>
今まではその目的はそれぞれでしたが自分のことを自分で書く自分史のことをお話してきました。今度はもう少し自分史の概念を広げて自分ではなく身近な方の自分史を一緒に作り上げることを考えてみましょう。

身近な方の自分史ということで言えばまず『親の自分史』がわかり易いかと思います。親の自分史はある程度のことは自分で書くことが出来ると思いますが、やはりご本人とお話しながらの取材が必要になります。自分史を作るというと構えてしまう方も多いかと思います。まずは何気ない会話からはじめご両親から自発的に話し始めるような環境を作り、無理な取材は避けるようにしましょう。

■取材の極意その1(テーマで)
前の私のブログでも紹介しましたが、開催が決定した東京オリンピックの話題が現在と過去を結ぶいい題材かと思います。
「前回の東京オリンピックの時は何をしてたの?」
「どこに住んでたの?」
「そのころの仕事は?」
「そのころの物価は?」
こんな質問をしてみると懐かしそうに、苦労しながらも楽しかった出来事の数々を語ってくれると思います。東京オリンピックという歴史的イベントがあった時代背景の中で当時のご両親の生活が生き生きと蘇ってくるのではないでしょうか?

自分史は何も生まれた時からの時系列にする必要はなく、例えばこのオリンピックのように記憶に残っている時代を軸にその前の何年かについて語ってもらったり、オリンピック後の日本について語ってもらいながらご両親の個人的な話題について質問をしていくだけでも半世紀の自分史が出来上がります。
取材する過程で、いつもは嫌だなぁと思っていたお父さんの自慢話も自分史作りの素材だと思えば、もっと追及して聞きたくなると思います。また自分の話を積極的に聞いてくれる心地よさからお父様もますます饒舌になり、思わぬ聞いたことのない話も聞けることと思います。本にまとまるかどうかは別として間違いなく親子の間で充実した楽しい時間が持てることと思います。親子関係史のもっとも大きな目的の一つはここではないかと思います。親子だから出来る屈託のない話が行きかうことでしょう。

■取材の極意その2(知人に聞く)
直接、ご両親に聞くだけでなくご両親に繋がりのある方にインタビューをしても興味深い話が聞けると思います。その話を活字にして、親子の話の中に絡めるとより多くの人が関係して深みのある立体的なご両親の自分史が出来上がります。
また自分史を書く上で出来れば避けたい自慢話も本人でなければ客観的に書くことが出来ます。お子様が書くわけですからご自分の親の実績を改めて見直すいいチャンスでもあります。ここは控え目になりすぎず、誇りをもってご両親の功績を称えて頂きたいと思います。

■取材の極意その3(注意点)
親も含めて自分以外の自分史を書く際には気を付けることがあります。誰にでも言いたくない過去があるかと思います。自分史は全くの白紙なのですべてを書く必要はなく、親子関係史においても同じようなことが言えます。根掘り葉掘り聞かず、ご両親が言いにくそうな話題は追及せず、別のお話に切り替えましょう。
親のための自分史とはあなたが聞きたい内容ではなく、親が話したい内容であると考えましょう。

次会は自分史についてVol.12(親の自分史・家族史②)です。

つるま行政書士事務所

つるま行政書士事務所

自分史・エンディングノート・遺言・相続

馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。
主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。



<ニュース・イベント等>
●テレビ番組
・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり
http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/
●新聞
・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html
●自分史年表作成サイト
・Histy
http://histy.jp/
●イベント
・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催)
http://www.jibun-shi-festival.net/

<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ]) - http://www.horei.co.jp/jibunshi/_src/sc287/8FA495i83C8381815B83W.jpg

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ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)

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