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～前回～自分史についてVol.17(自分史の歴史)

自分史とはどのようなものかについてはこちらをご参照ください。→自分史についてVol.1（高齢者と自分史）

本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。
第19回目は『自分史の否定的な考え方』です。

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＜自分史の否定的な考え方＞
自分史については良いことだけでなく否定的な考え方があるのも事実です。

たとえば一般的な考え方として「変えられない過去を振り返っては行けない｣「成功体験は忘れろ」「他人と過去は変えられない」など過去のことを考えることはネガティブなイメージがあります。自分の過去を見つめる自分史にはこんなイメージを持つ方も多いようです。

私の所属する団体「自分史活用推進協議会」でもこういった考え方があることを認め、それでも自分史を書く価値はあると結論付けています。

たとえば「過去は変えられない」といわれる過去の捉え方は一般的に思い出したくないような過去であって、本人にとって汚点でしかないという出来事のことでしょう。確かに過去の出来事はその時点ではそのように思うのが普通ですが、よく考えてみるとその経験も含めて今の自分には必要なことだったのではないでしょうか。つまりその経験なしでは別の選択をしてしまい、今の自分にはたどり着いていなっかたのだと思います。

今のあなたが色々な出来事を乗り越え、今の時代に平和に暮らしているならば過去の出来事もポジティブに捉えることが出来るものと思います。それらも含めて今存在する自分の人生を肯定することが自分史の役割です。過去の蓄積がご自分の人生であるという考え方から言うと過去はそれだけで価値があるものであり、過去をどんどん振り返ることが今の人生にプラスに作用すると考えられます。

また成功体験における過去の捉え方はいい思い出に浸ってはいけないということを言っているのだと思いますが、それも今の自分にとって必要なこと、つまり自分の人生を肯定し自信を持って生きていくため過去は存在するものだと思います。今の自分、将来の自分が成長するためには過去の成功体験は大きな武器となります。さらに大きな成功を目指すためにはその基準となる過去の成功について語ることは決して無駄ではありません。

過去をいい捉え方をしようとも悪い捉え方をしようとも、それは今の自分が基準となる限り意味のあることなのです。

それはなぜ歴史という学問があるのか？という考え方にも通じます。

自分史は今を生きるためにあるべきだと私は思っています。そしてそれは自分だけでなく自分の子や孫の世代にとっても今を生きるための大きな財産となるはずです。

自分史活用アドバイザーはこのような情報についても皆様方のご要望に応じて提供しています。
もし自分史作成にご興味があれば、下記の連絡先までお気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

次回は自分史についてVol.20(映画『四十九日のレシピ』からみる自分史)です。

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＜ニュース・イベント等＞

●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送：意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日：お父さんの「自分史」贈ろう　父の日　今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013（東京・両国の江戸東京博物館　2013年8月７日開催） http://www.jibun-shi-festival.net/

＜関連商品・書籍＞

ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
（担当：満田(ミツダ）　03‐5201‐3645）