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本日も前回に引き続き提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生(士業等との連携サポート)に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第3回目は「自分史を書くこと」です。
皆さん、自分史というと会社の経営者や文化人など限られた方だけのもので、自分には関係ないものと思っていませんか?
前回は自分史とはどのようなものなのか、どのようなテーマで書くものなのかについて、いくつかの実例をあげてみました。今回は自分史を書く目的についてです。
<自分史を書くこと>
いきなりですが、自分史は完成させなくてもかまいません。
「自分史のアドバイザー」が言うべき言葉ではないように思えますが、これも一つのアドバイスです
私の肩書をよく見てもらうと、自分史アドバイザーではなく自分史活用アドバイザーという名称になっています。自分史を活用することが重要で、私が一番言いたいところなのです。
多くの方が自分史を書き出すとこの「完成させる」という壁にぶち当たり、書く意欲が無くなってしまいます。
または「どうせ完成できないのだから・・・」と思い込み、最初から取り組もうとされない方もいらっしゃいます。
しかし、自分史のいいところは全く自由なところです。
宿題のように期限もありませんし、自分のことなので誰にも文句を言われる筋合いもない。法的に何か縛りがあるわけでもなく、公開する、しないも本人の自由です。
完成する、しないだって自由なのです。
それよりも大事なことは、自分史を書こうとした時の気持ち、もっと言えば以下の3つです。
・なぜ書きたいのか? ・誰に対して書きたいのか? ・何を書きたいのか? |
『書きたい』という部分は『伝えたい』とも置き換えることが出来ます。特に『誰に』対してという部分が決まると、ほかの2つは自然と出てきます。
『誰に』という対象として『自分に対して』という考えもありだと思います。自分を客観的にとらえて、自分の人生を振り返るには有効です。
『誰に』という対象を定めることでノートに向き合うのではなく、その対象者に対してのメッセージとしてとらえると、話し言葉の感覚で想いがどんどん出てきます。
この段階で書くことをやめてしまっても対象者に対する想いまでは消えてはいないはずです。
おそらく身近にいるこの対象者との関係がますます良好になるでしょう。
たとえ自分史が中途半端なものであっても、奥様やお子様に伝えたい気持ちから自分史を書き出したとうい事実をお知らせしただけで、対象とされている方は感動するはずです。その感動する姿を思い浮かべながら書くことでモチベーションも高まり、さらに書き続けることも出来るでしょう。
自分史を書くことの目的は、完成させることではありません。
自分史を通じて「伝えたいこと」を形にし、「誰かに」伝えることなのです。
次回は自分史についてVol.4(8月7日は『自分史の日』~自分史フェスティバル2013~)です。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。
主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。
<ニュース・イベント等>
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ |
<関連商品・書籍>
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
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次回は自分史についてVol.4(8月7日は『自分史の日』~自分史フェスティバル2013~)です。
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)