ゼロから始める相続税入門(33)非上場株式の評価②『4つの評価方式のパターン分け』

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ゼロから始める相続税入門(33)非上場株式の評価②『4つの評価方式のパターン分け』

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～前回～ゼロから始める相続税入門(32)非上場株式の評価①『株主持ち株数と会社規模の判定』

＜非上場株式の評価方式
●前回のおさらい

前回、非上場株式の評価について、会社のオーナー、少数株主か、又大会社、中会社、小会社によって評価の方式が変わってきます。

→非上場株式の評価①『株主持ち株数と会社規模の判定』

●4つの評価方式

＜原則的評価方式＞
①類似業種比準価額方式
②純資産価額方式
③類似業種比準価額方式と純資産価額方式の併用
＜特例的な方式＞
④配当還元価額方式

非上場株式の評価方式のパターン分け
非上場株式の評価方式は以下のようなパターンにわけることができます。

株主	会社の区分		評価方法
支配株主	一般の評価会社	大会社	類似業種比準方式※1
		中会社の大	類似業種比準方式×0.9＋純資産価額×0.1※1
		中会社の中	類似業種比準方式×0.75＋純資産価額×0.25※1
		中会社の小	類似業種比準方式×0.6＋純資産価額×0.4※1
		小会社	類似業種比準方式×0.5＋純資産価額×0.5※1
	特定の評価会※4	比準要素数1の会社※2	類似業種比準方式×0.25＋純資産価額×0.75※1
		株式保有特定会社※6	S１＋S2方式※7
		土地保有特定会社※5	純資産方式
		開業後3年未満の会社
		比準要素数0の会社※3
		開業前・休業中の会社
		清算中の会社	清算分配見込額の複利現価方式
少数株主	一般の評価会社	大会社～小会社	配当還元方式
	特定の評価会社※4	その他の特定会社	配当還元方式
		開業前・休業中の会社	純資産方式
		清算中の会社	清算分配見込額の複利現価方式

※1　評価方法の補足
純資産価額と比べて純資産価額の方が小さければ純資産価額になります。また、議決権割合50％以下の同族株主グループに属する株主については、その80％で評価します。

※2　比準要素数1の会社
直前期を基準として1株当たり配当・利益・簿価純資産のうち、いずれか2つが0で、かつ、直前々期を基準として1株当たり配当・利益・簿価純資産のうちいずれか2以上が0の会社。

※3　比準要素数0の会社
直前期を基準として1株当たり配当・利益・簿価純資産の3要素が0の会社。

※4　特定の評価会社
タックスアンサー→特定の評価会社の株式

※5　土地保有特定会社
総資産に占める土地の評価割合が大会社の場合70％以上、中会社の場合90％以上の会社。

※6　株式保有特定会社
総資産に占める株式の評価割合が大会社の場合25％以上、中・小会社の場合50％以上の会社。

※7　S1＋S2方式
「S2」は、発行会社が保有する株式等に相当する部分の価額をいい、純資産価額方式により評価されます。「S1」は、発行会社が保有する株式等やその株式等に係る配当金を除外したところで、原則的評価方式、つまり貴社の会社規模に応じ類似業種比準価額方式、純資産価額方式またはその併用方式により評価した金額となります。

気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
（担当：満田（ﾐﾂﾀﾞ）03－5201－3645）

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