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～前回～有料老人ホーム入門(22)家族の面会と訪問マナー

有料老人ホームに入居後も家族による定期的な連絡やサポートが必要になります。本日は入居後の家族の役割をまとめてみました。

■家族のサポート
有料老人ホームを探し、有料老人ホームに入居したら家族の役割は終わりではありません。入居後は入居者の生活環境が大きく変わるので大きなストレスになります。入居者がホームで快適に暮らしていけるようにするためには家族のサポートが必要です。

サポートその①こまめに会いに行く
入居者にとって家族との面会は大きな楽しみです。ホームでの生活や人間関係に慣れるまでは家族がこまめに会いに行きサポートしましょう。面会時には体調を崩していないか、認知症の症状が進んでいないかなどをしっかり観察できると良いです。
面会は、家族や親戚で話し合い、いつ誰が行くかなど決めておくと良いと思います。時間がある人が行くといったルールにしてしまうと、皆誰かが行ってるだろうと思い、誰も行かないということもありえるからです。

ただし、もし認知症の症状がある場合などは、入居直後に頻繁に家族が会いにいくと迎えに来てもらい家に帰れると思ってしまいホームの生活に馴染めないことがあります。そういった場合はホームの施設長やケアマネジャーとも相談してはじめの1ヶ月はあまり来ないようにすると行った配慮が必要になる場合もあります。

サポートその②ホームとの窓口を決める
緊急時の連絡等を受ける人をあらかじめ決める必要があります。病院に付き添ってくださいなどいった連絡を急にもらうこともあるため家族の中でも連絡がつきやすく、時間に余裕のある方のほうが良いです。

サポートその③金銭の管理等
入居者が外に一人ででかけらるほど元気である場合を除いては、金銭の管理は家族がすることになります。入居者がお金を持ちたいと行った場合には、しっかりと話合いをして決めましょう。また、ティッシュやトイレットペーバー・紙おむつなどの消耗品は家族が用意するケースもあれば、ホーム側で用意して料金をあとで請求するケースもあります。あらかじめ確認しておきましょう。

サポートその④入居者の要望や不満を聞く
入居者の要望や不満を聞くのも家族の大切な役割のひとつです。不満などを聞いた際には、まずは早めにホーム側に伝えることが大切です。しかし、ホームはあくまで共同生活の場ですので、個人の要望がすべて叶えられるとは限りません。要望を伝える前に、内容が正当であるかよく判断して伝えましょう。あくまでクレームを言うということではなく、相談をするという立ち位置が良いです。

また普段から家族がしっかり見ているということを印象づけておくことは、スタッフにとってもありがたいことですし、第３者の目となり、サービスの向上にもつながります。

サポートその⑤ケアプラン作成に関する打ち合わせの参加・懇談会等への参加
介護プランの作成の際には、ホームに任せっきりにせずに、入居者がどのような生活を望んでいるかなどを本人に変わってケアマネジャー等に伝えることも重要です。時に過剰なサービスを受けている場合は、できることは自分でやらせてくださいといったことを伝えることも、本人のADL低下の予防に繋がります。
また、家族参加の懇談会や納涼祭などに参加してホームと意見交換をすることも重要です。他の入居者の家族とも情報交換ができる貴重な機会でもあります。


ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
（担当：満田（ﾐﾂﾀﾞ）03－5201－3645）

次回は有料老人ホーム入門(24)身体レベル・介護度（認知症）に応じたフロア管理です。

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