~前回~サービス付き高齢者向け住宅入門(36)(サ高住の増加理由[補助金・税制優遇・土地活用])
本日は、サービス付き高齢者向け住宅に入居するまでの一般的な流れをまとめてみました。
<入居するまでの流れ>
■流れのイメージ
■解説
①問い合わせ
問い合わせは直接施設に問い合わせてもいいですし、私共のような紹介センターに問い合わせてもいいです。紹介センターのほうが、同じ条件で他のサ高住についても提案してもらえますし、運営会社の評判や実態などが聞けるので良いのではないかと思います。どこの紹介センターも相談料や紹介料は無料なのでうまく利用しましょう。
問い合わせをして条件にマッチしているか聞き、同時にパンフレットの取り寄せもします。
②見学・相談
実際に見学に行きます。
見学の時間も重要です。例えば、昼食時間に行けば食事風景を見ることができますし、昼すぎに行けばレクリエーションの光景などを見ることができます。オススメとしては食事を試食できる時間帯です。試食をすることで、食事の味を確かめられるのと同時に、入居者のかたの雰囲気などを見ることができます。
また、見学の場合も私どものような紹介センターの相談員に同行してもらうと良いでしょう。初めての見学など何を聞いていいかわからない場合や、聞きにくい質問などを変わりに聞いてもらえます。あらかじめ色々と相談しているので、相談員も質問事項を熟知していますので、質問漏れなども防止できます。こちらも無料で同行までして頂けますので、遠慮なく利用しましょう。
③入居申し込み(仮申込)
入居の申し込みを行ないます。この時点でお部屋までおさえることができます。おさえられる期間はまちまちだと思いますが、1ヶ月程度だと思います。申し込みをしたら、このあと必要書類の提出、面談となります。
④必要書類提出
入居するにあたって、診療情報提供書と健康診断書の提供を求められることが多いです。健康診断書は、あらかじめ病院に予約して健康診断を受ける必要があります。診療情報提供書は主治医に書いてもらいます。これらが必要な理由としては、緊急時の対応の際に、持病などがわかった方が良いということと、お風呂などが共同の場合は、感染症がないかの確認になります。
上記の診療情報提供書と健康診断書の提出が不要なサ高住もあります。
⑤面談
実際に、サ高住の管理人やケアマネジャーと入居されるご本人で面談します。入居される方が入院中や、見学に行けない場合は、病院やご自宅に面談に来て頂けることが多いです。
⑥審査
お身体の状況や、面談での状況、身元引受人(保証人)の有無などから入居可能かの審査があります。
⑦契約・介護事業所選定
審査の結果問題がなければ契約になります。
介護保険サービスを使われる場合は、介護事業所を合わせて選定する必要があります。既に介護保険サービスを利用している今までの事業所を継続することも可能です。
⑧引っ越し・入居
契約が終わったら、入居日を決めて引っ越しになります。
サ高住は基本的に室内のエアコン以外はすべて持ち込みになるため入居日より前にベッドや家具の搬入が必要になります。
<入居までの期間はどのくらいか>
入居までの期間については、健康診断書等がある場合にそれを要するにどのくらい時間がかかるかによります。申し込みから2~3週間くらいかかるのが一般的です。
<有料老人ホームの場合との違い>
サ高住の入居するまでの流れで、有料老人ホームの場合と大きく違う点としては、サ高住は体験入居というものが出来ません。一部の特定施設などは可能な場合はあるかもしれませんが、基本的に賃貸借契約ですし、ベッドや家具を持ち込みをする必要があるため体験入居というものがありません。ですので、入居してからでないと雰囲気などがわからないこともあります。
<入居にあたって用意するもの>
入居にあったって用意するものについてはこちらを参照ください。
→(32 )(入居の準備-必要な手続き・必要なもの-)
その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回はサービス付き高齢者向け住宅入門(38)(動画で見るサ高住)です。
~今までのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)についての解説~
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