~前回~ サービス付き高齢者向け住宅入門②(現状の数と将来推移)
今回はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の「サービス」について掘り下げて解説していこうと思います。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のサービスとは、サービス付き高齢者向け住宅入門①(概要)で解説したように、①安否確認②生活相談の二つです。
では①安否確認と②生活相談とはどんなサービスなのか、イメージがつきにくいと思いますので、解説します。
①安否確認
安否確認は、定期的に訪室したり、食事時に食堂へ集まる機会に健在かどうかの確認をすること等により行います。
ケアの専門家が日中において行うものと義務付けられていますが、運用方法は運営会社によってまちまちです。
毎朝食事後に行うところもあれば、夜間も確認するというところもあります。居室の一定の場所に人管センサーを装備している住宅もあります。
ケアの専門家の常駐時間の義務は日中であるため、夜間等の専門家の不在時間の緊急時の対応は、部屋に備えた緊急通報装置よっておこなわれます。
もちろん24時間ケアの専門家が常駐している住宅もあります。
(関連記事:サービス付き高齢者向け住宅入門⑮(安否確認))
②生活相談
生活相談は、室内で起きた困りごとや、介護や生活サービス全般の相談や手配、ご家族からの伝達代行などがあります。
具体例を上げると、電球がきれてしまったとか、出かけるのにバスの時間を知りたいなども含まれます。
ここまで読まれて、介護サービスは?と思われた方がいらっしゃるかと思いますが、あくまでサービス付き高齢者向け住宅は住宅(サ高住)なので、介護・医療などは通常の自宅にいるのと同様で、外部からのサービスになります。
従って、安否確認・生活相談サービス以外のサービスは、物件ごとに異なります。
住宅の中に訪問介護事業所が併設されていたり、クリニックが併設されていたり、様々なケースがあります。(関連記事:サービス付き高齢者向け住宅入門⑨(併設施設))
サービス付き高齢者住宅を選ぶ際は、設備面のみならず、しっかりと自身にあったサービスが提供されるところを選ぶことが特に重要となります。
次回はサービス付き高齢者向け住宅入門④(サービス付き高齢者向き住宅と有料老人ホームの違い)です。
~関連記事~
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