~前回~サービス付き高齢者向け住宅入門⑳(よくあるクレーム)
本日は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とペットについて解説したいと思います。
<背景>
平成23年度犬・猫飼育実態調査によれば、犬・猫の飼育率は50才代が最も高く、次いで60才代となっているそうです。つまり、比較的高い年齢層でペットを飼っている割合が多いということです。
人は動物と一緒にいることでリラックスし、血圧やコレステロール値が低下、病気の回復力や適応力を高め、また、共に散歩することで体力的な衰えを予防できるそうです。散歩中には近所の人や、他の犬を散歩させている人との会話も生まれ、地域社会に溶け込めますから、孤独なおひとりさまになることはありません。今後、高齢化社会が進むことにより、高齢者の生きがいとしてのペットが重要になってきています。
<実情>
こうした状況の中で、高齢者の住まいを考えた際に、ペットと一緒に住める住まいはどれだけあるのでしょうか。有料老人ホームにしても、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)にしても可能な数は極めて少ないです。「ペットは家族同然だから一緒に入れるところを探してほしい」と相談を受けたこともあります。その他の予算や地域等の条件と照らし合わせると適切なところがなく、ご相談を受けた方については、今のご自宅の方でもうしばらく生活するという結論になりました。
ペット可能は、有料老人ホームですと、高級なところであったり、入居するハードルが高い場合が多いです。サービス付きの高齢者住宅(サ高住)については、現状は少ないですが、現在新しいものが次々と建設されていますので、今後こうしたニーズに応えた住宅が増えるかもしれません。
<ペット可能なサ高住>
最後にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)でペット可能なところの一例を紹介させて頂きます。すべて運営会社は同一です。
●見学レポート①横浜市港北区のサービス付き高齢者向け住宅(ブログ) ●横浜市港北区のサービス付き高齢者向け住宅(全国版のHPへのリンク) ●川崎市川崎区のサービス付き高齢者向け住宅(全国版のHPへのリンク) |
※今年東京都世田谷区と横浜市南区にそれぞれ新規のオープンを控えています。またその際は紹介させて貰います。ただ上記の住宅のご担当者に話を聞きますと、まだペットと一緒に入居されている方はほとんどいらっしゃらないそうです。まだそのような選択肢があるということが知られていないのだと思います。
●見学レポート⑥神奈川県逗子市のサービス付き高齢者向け住宅(ペット可)(ブログ) |
神奈川県の逗子市にあり、とても自然環境の良いところです。快適なシニアライフをおくることができると思います。
その他、ペット可のサ高住をお探しの方は当センターまでご相談ください。お客様のご条件に応じて、可能な限り対応させていただきます。
ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
次回はサービス付き高齢者向け住宅入門(22)(サ高住と特養の入所待ち)です。
~今までのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)についての解説~
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