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~前回~ぷちコラム③高齢者の胃ろうについて考える
<はじめに>
有料老人ホームやサ高住への入居にあたって荷物の整理・処分は必要不可欠です。多くの場合、住んでいる自宅から高齢者住宅・施設への入居にあたり、どうしても物を置ける場所が狭くなってしまうからです。
持家を残したまま引っ越せる方は持っていくものを選ばなくてはいけませんし、持家を売却して入る場合や賃貸住宅から引っ越す方は多くのものを処分しなくてはいけません。
今回はそのような場合の対処法について確認してみることにいたします。
<入居にあたってのハードル>
有料老人ホームやサ高住に入居を検討されている方にとっては、この「部屋の広さが変わること」が大きなハードルになることが多いです。
もともと大きなお家に住んでいる方にとっては、それが1Rの18㎡のお部屋に変わるということが考えづらいとお聞きします。お一人の場合でもご夫婦向けの広いお部屋を希望される方も多いですが、ご夫婦部屋などの大きなお部屋自体の数が少ないのが現状です。
<高齢者住宅・施設の部屋の広さ>
以下に高齢者施設・住宅の居室面積の要件をまとめました。
介護療養型 | 老健 | 特養 | 養護老人ホーム |
6.4㎡以上 | 8.0㎡以上 | 10.65㎡以上 | 10.65㎡以上 |
グループホーム | ケアハウス | 有料老人ホーム | サ高住 |
7.43㎡以上 | 21.6㎡以上 | 13㎡以上 | 18㎡以上 |
このように、高齢者施設・住宅は居室面積の要件が決まっています。この最低要件で作っている施設が多いので有料老人ホームであれば13㎡、サ高住であれば18㎡が多いです。
<断捨離>
ここで断捨離(だんしゃり)という言葉をご紹介します。
断捨離は最近流行っている考え方で、元々はヨガの行法で「断行」「捨行」「離行」という考え方を応用したものです。日常生活や人生において、不要なものを断つ、または捨て、物への執着から解放されることで身軽で快適な生活を送ろうという考え方です。
・断=要らない物を断つ ・捨=家にずっとある要らないものを捨てる ・離=物への執着から解放 |
断捨離のコツとしては、1年以上着ていない服を捨てたり、いずれ使うだろうと思っているものや、再利用ができるようなものも捨ててしまうことがあげられます。
引っ越しの際の荷物整理・処分についても、この考え方を当てはめられるのではないでしょうか。
<荷物の整理・処分の方法>
では、実際に高齢者住宅などに入居が決まり、荷物の整理・処分が必要になった際はどのような方法が考えられるでしょうか。
以下でその方法を確認してみます。
■粗大ごみに出す
一番費用的に安く済む方法が自治体で行っている粗大ごみに出す方法です。
しかし、安く済む一方で粗大ごみの場合は所定の場所まではご自身でそのものを運んだりと、とても大変です。
■業者に頼む
粗大ごみの処分よりは費用がかかりますが、処分業者にきて貰って処分してもらうのが時間的にも早く、楽です。
リサイクルショップなどを運営している業者の場合は買い取り値がつくものは買い取ってもらうことができるので、処分費と相殺され処分費用が安くなることもあります。見積もりは無料というところが多いですので、まずは一度ご相談されるのがいいと思います。
連携サポートのページでご紹介させて頂いております(株)エコアースは依頼主の方に親身に相談に乗って頂けます。また多くの販売ルートを持っているため処分費用も安く抑えられると思います。
詳細はこちら→ご入居時・引越し前にお荷物の【断捨離】しませんか?
<まとめ>
長年住んだご自宅には、思い出深いお荷物がいっぱいだと思います。いずれ高齢者住宅や施設への入居を検討されている方は、すべての荷物を持ち込むことは難しいと思います。ですので、そういった場合に備えて断捨離をすることも必要かと思います。
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回はぷちコラム⑤スーツも資格も経費!?サラリーマンの特定支出控除とはです。
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