blog1

ぷちコラム⑨シニア・高齢者の一般賃貸住宅事情(なぜ簡単に借りれないか)

このエントリーをはてなブックマークに追加

~前回~ぷちコラム⑧診療報酬改定(在総管の大幅減額)で変わるサ高住・有料老人ホームの医療体制

本日は、シニア・高齢者の一般賃貸住宅事情について解説します。私のところにもよく一般賃貸住宅を紹介して欲しいというシニアの方やそのご家族からの相談を頂きます。このような相談は地域の不動産屋さんで高齢者が入居できる物件が無いと言われてしまうためです。本日はなぜシニア・高齢者は一般賃貸住宅を借りることが難しいのか、どのように探せば良いかを解説します。

<シニア・高齢者の一般賃貸住宅事情>
■シニア・高齢者の一般賃貸住宅事情
高齢者であっても一般の賃貸住宅なんてたくさんあるだろうと思っている方も多いと思いますが、実際に不動産屋さんに足を運ぶと、あまりにも物件がなくて驚かれる方が多いです。しかしそれが現状です。高齢者の方で足腰が弱ってきて階段しかないアパートは大変なので住み替えをしたいと思っても、一般の賃貸住宅が見つからなく困っている方も非常に多く、そのような相談をケアマネジャーさんからもらうこともあります。

■大家さんがシニア・高齢者に貸したがらない理由
大家さんがシニア・高齢者の方に貸したがらない理由は以下のとおりです。

・高齢者の方による自宅での事故は多い
・単身者だと発見されることなく亡くなってしまう可能性がある(孤独死)
・介護が必要になったり、認知症になった際の懸念

上記の中でも特に孤独死についてが大家さんが一番気にしている点となります。発見が遅れ、後の処理が大変であったり、残された家財道具の処分も簡単にできません。また、次の人へ貸す場合に低い家賃で貸さなくてはいけなくなる場合もあるからです。

■高齢者住宅ではなくて一般賃貸を望む理由
2011年より高専賃や高円賃という高齢者向けの住宅が「サービス付き高齢者向け住宅」に一元化されました。サービス付き高齢者向け住宅ですと、高齢者向けの住宅になりますので、高齢者だからといって断られることはありません。しかし、それでも一般賃貸住宅を望む高齢者の方は多いと思います。
それでは、何故サービス付き高齢者向け住宅ではなくて一般賃貸住宅を望むのかの理由としては、以下の3つがあげられるでしょう。

①金額的な問題
1つ目の理由としては、高齢者住宅は金額的に一般の賃貸住宅よりも高くなるためです。サービス付き高齢者向け住宅は、安否確認サービスと生活相談サービスが必須となっています。そのため最低でも日中は人を配置しておかなければならず、その人件費がかかります。その料金としてサービス支援費という形で家賃にプラスして+2万円~4万円掛かります。共用部分も広いため共益費も1万円~2万円かかります。

②部屋が狭い
一概にサービス付き高齢者向け住宅は狭いとは言えませんが、お部屋の広さが最低が18㎡から作ることでき、実際に18㎡の住宅が多く、手狭に感じる方も多いようです。さらには、お風呂やキッチン・洗濯機置き場が部屋にないことも多いため抵抗がある方も多いようです。

③施設のようなイメージ
サービス付き高齢者向け住宅もコンセプトによって様々な形態がありますが、施設のようなイメージをしてる方が多く、まだそのような生活はしたくないという方も多いようです。実際に、食堂を併設しているところが多いため一般の賃貸住宅よりは入居者同士の交流は多くなります。

・関連記事:
サービス付き高齢者向け住宅入門(29)(サ高住と高円賃・高専賃・高優賃)
サービス付き高齢者向け住宅入門(40)(サ高住の費用はいくらくらいか(初期費用・月額費用))

<どうやって探すか>
■公営住宅・シルバーハウジング・UR高齢者向け賃貸
民間は審査が厳しいので公営住宅やシルバーハウジング、UR高齢者向け賃貸といった選択肢も考えられます。しかしこれらの物件は家賃も安いため抽選制であったりと簡単に入居することができません。

■高齢者優良賃貸住宅・東京シニア円滑入居賃貸住宅
上記の公営住宅以外にも、高齢者向けの一般賃貸の住宅があります。高齢者優良賃貸住宅は、地域の居住要件などはありますが、空きがあれば入居できます。東京都ですと、東京シニア円滑入居賃貸住宅といって、シニアの方が探しやすいようにサ高住などとは別で登録制度があります。

■オーナーさんと直接交渉
実際に不動産屋さんに行っても中々物件がないため、息子さん娘さんが契約者となって、頻繁に様子を見に行くことを条件に交渉するという方法が考えられます。

<不動産業者様へ>
このようにシニア・高齢者の方からの一般賃貸住宅の問い合わせも結構あります。不動産会社様からもシニア向けの一般賃貸の住宅の情報をたまにもらうのですが、まだまだ少ないのが現状です。もしオーナー様がシニア・高齢者の方向けでも貸すという物件がありましたら、情報など頂けると助かります。エリアは1都3件(東京・神奈川・埼玉・千葉)です。よろしくお願いします。

<関連記事>
不動産のプロが語る→高齢者が民間の賃貸住宅を借りにくい本当の理由(俺の親)

ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)

次回はぷちコラム⑩ナイナイアンサーSP感想「ノブコブ吉村親子の“終の住処”を探す」です。

<介護サービスの種類>
☆がついているサービスは定額料金で利用できるサービスです
居宅サービス 地域密着サービス 施設サービス
訪問介護 定期巡回・随時対応型訪問介護 介護老人福祉施設(特養)
訪問入浴介護 夜間対応型訪問介護 介護老人保健施設
訪問看護 認知症対応型通所介護 介護療養型医療施設
訪問リハビリテーション 小規模多機能型居宅介護 居宅介護支援
居宅療養管理指導 複合型サービス 住宅の改修
通所介護 認知症対応型共同生活介護 福祉用具の購入
通所リバビリテーション 地域密着型特定施設入居者生活介護
短期入所生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
短期入所療養介護
福祉用具貸与
特定施設入居者生活介護

<高齢者施設の種類>
介護保険3施設公的な低額施設・住宅民間運営施設
特別養護老人ホーム養護老人ホームグループホーム
介護老人保健施設軽費老人ホーム(A型・B型)有料老人ホーム
介護療養型医療施設都市型軽費老人ホームサービス付き高齢者向け住宅
ケアハウス東京シニア円滑入居賃貸住宅
シルバーハウジング地域優良賃貸住宅
シニア向けマンション(分譲)

■介護保険関連の記事
介護保険のしくみ(まとめ)
介護保険のしくみVol.1(概要)
介護保険のしくみVol.2(介護保険申請から要介護認定までの流れ
介護保険のしくみVol.3(要支援・要介護のめやすと支給限度額について)
介護保険のしくみVol.4(被保険者の保険料について)
介護保険のしくみVol.5(介護保険料の滞納について)
介護保険のしくみVol.6(上乗せサービス・横出しサービスとは)
介護保険のしくみVol.7(介護保険の単位と地域単価)
介護保険のしくみVol.8(介護サービスの種類)
介護保険のしくみVol.31(要介護・要支援のサービスの違い)
介護保険のしくみVol.32(支給限度額でどのくらいのサービスを利用できるか)
介護保険のしくみVol.33(介護費用の加算・減算とは)
介護保険のしくみVol.34(ケアマネジャー【介護支援専門員】の役割とは)
介護保険のしくみVol.35(介護保険以外のサービスを検討する)
介護保険のしくみVol.36(お手盛り介護の現状について)
介護保険のしくみVol.37(お泊りデイサービス解説と実情)
介護保険のしくみVol.38(地域包括ケアシステムの仕組みと実現)


その他おすすめ記事
サービス付き高齢者向け住宅入門(35)(サ高住は終の棲家になり得るか)
有料老人ホーム入門⑪(体験入居について)
高齢者向け住宅・施設とは?(それぞれの金額目安)
ぷちコラム③高齢者の胃ろうについて考える

■ 高齢者住宅仲介センター日本橋店6つの特徴

✔一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)に特化)
実際にこの目で見た施設・住宅をご紹介できるようにしております。
✔低価格帯の施設もご用意
生活保護を受給されている方でも受入可能な施設・住宅もご用意いたします。
✔24時間医療対応の施設
胃瘻・気管切開・夜間吸引等の24時間医療対応の施設・住宅もご紹介できます。
✔認知症の方も安心
認知症ケアの環境が整った施設・住宅をご紹介します。
✔自立の方向けの施設
自立されている方でいまの生活に不安がある方へのご紹介が可能です。
✔ご夫婦での入居
ご夫婦で入居できる施設・住宅を探している方をサポートいたします。

メールでのご相談フォームはこちらです。⇒フォーム

コメントを残す



CAPTCHA



ご相談フォームのボタン等
ご相談フォームはこちら
お電話でもお気軽にご相談ください 03-5201-3645
メール受付
高齢者住まいアドバイザー
2017年9月9日(土)
第2回検定実施
詳細
2017年1月27日(金)発売!

2016年2月12日(金)発売!
高齢者向け住まい&介護に備える入門ガイドブック
著者:満田将太 他
内容詳細


2015年3月16日(月)発売! 世界一わかりやすい 介護保険のきほんとしくみ 2015年度版 - 満田 将太
編著:イノウ 監修:満田将太
監修させて頂きました。
  • むすびの家

  • banner