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本日(2014年7月30日)は東京ビックサイトで行われていた高齢者住宅フェア2014in東京に行ってきました。私は昨年に続き2回目です。
今回は国土交通省の方のセミナーが目当てで足を運びました。
■高齢者住宅フェアとは
・概要
高齢者住宅フェアは、高齢者の住まいと介護・医療に関する経営者・管理者向けの専門展示会です。2006年から開催されていて、今回が9回目で、2日間で述べ22,000人~25,000人の来場者を見込んでおり、出展者も200社となります。主催は㈱高齢者住宅新聞社です。 |
・来場者
来場は一般の方というより、介護に携わっている方が中心となります。 Ex)介護関連の運営者、介護事業者、医療関係者、不動産関連、家主、地主等です。 |
・見所
①最新のシステムや商品・サービスの展示ブース 高齢者の安全、安心、快適な住まいの実現、また介護事業者・医療機関の効率的な運営に役立つ最新の商品、サービスが展示されています。住宅設備、建材、水回り、介護予防器具、業務支援、見守りシステム、建築、コンサル食事サービスまでありとあらゆるものが見られます。 出展会社:高齢者住宅新聞のHP(出展企業) ②77のセミナーと2つのパネルディスカッション 元厚労大臣の小宮氏と医師でベストセラー作家の鎌田氏による基調講演や、介護医療に関する様々な視点からのセミナー、小規模デイ、高齢者住宅をテーマにしたパネルディスカッションが見ものです。 講座一覧:高齢者住宅新聞のHP(セミナー) |
■展示ブース感想
今回もいろいろな出展があってとても面白かったです。配食会社さんの食事を試食させて頂いたり、最新の見守りシステムを見たりとても勉強になりました。とても面白いと思ったのは、シニアファッションショーです。『おしゃれを諦めない』をテーマに機能性や快適性を追求した衣服を提案ということですごく良い試みだと思います。 |
■セミナー感想
私が聞いたセミナーは2つです。1つは国土交通省の住宅局安心居住推進課の方の講演でテーマは『国土交通省が目指す高齢者住宅施策~スマートウェルネスの実現に向けて』というものです。現在国が抱えている問題がよくわかりました。今後大事になってくるのは、空家の有効活用、そしてスマートウェルネスの実現ということです。スマートウェルネスというのは、高齢者のみならず、障害者、子育て世代の居住の安定確保のため、地域住民の健康の維持、増進、多世代の交流促進、地域コミュニティの活性化等のとり組です。私がやっているシニアサロン杉並にすごく通じるものがあるなと思いました。スマートウェルネスについては別途コラムを書きたいと思います。 もつ1つは大和リアル・エステート・アセット・マネジメントの方の講演で、テーマは『ヘルスケアリート今後の事業展開について』です。アメリカではヘルスケアリートは8兆円規模あるそうですが、日本はまだヘルスケアに特化したリートが進んでいないそうです。しかし、今後高齢者住宅・施設がさらに広がりを見せるためにはヘルスケアリートというのは必要なものになってきます。現在の状況や今後の見通しがすごく良くわかりました。今後また別途解説させて頂きます。 |
ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
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