←「介護保険のしくみVol.43(福祉サービスの第三者評価とは)」前の記事へ
次の記事へ「介護保険のしくみVol.45(第三者評価・地域密着外部評価・情報公表の違い)」→
~前回~介護保険のしくみVol.43(福祉サービスの第三者評価とは)
本日は地域密着型サービス外部評価について解説します。
■地域密着型サービス外部評価とは
●概要
地域密着型サービスの外部評価は、国の指定基準により原則として少なくとも年に1回は実施することが事業者に義務付けられています。この評価によってサービスの質の評価の客観性を高め、サービスの質の改善を図ることを狙いとしています。
●目的
(1)入居者(利用者)及び家族の安心と満足を図る。 (2)ケアサービスの水準を一定以上に維持する。 (3)改善点を明確にし、改善に向けた関係者の自発的努力と体制づくりを促す。 (4)継続的に評価を行うことを通じ関係者による自発的な研修等によるケアの向上を促す教育的効果。 (5)事業所に対する社会的信頼を高める。 |
●評価対象
・小規模多機能型居宅介護事業者(介護予防小規模多機能型居宅介護事業者も対象)
・認知症対応型共同生活介護事業者(介護予防認知症対応型共同生活介護事業者も対象)
→「認知症高齢者グループホーム」
●評価機関
評価機関は、当事者以外の公正・中立な第三者機関であり、法人格をもっており、福祉サービスを提供していないことなどが要件で、評価機関からの申請に基づき都道府県が認証します。
●評価手続き
評価は、「自己評価」」と「外部評価」の大きく二つの手続きがあります。
<自己評価>
自己評価は、サービス水準の向上に向けた自発的努力と体制づくりを誘導し、その内容及び範囲において、これらの指定基準を上回るものとして設定されるものです。
<外部評価>
外部評価は、第三者による外部評価の結果と、当該評価を受ける前に行った自己評価の結果を対比して両者の異同について考察した上で、外部評価の結果を踏まえて総括的な評価を行うこととし、これによって、サービスの質の評価の客観性を高め、サービスの質の改善を図ることを狙いとするものです。
●実施の頻度
国の指定基準により原則として少なくとも年に1回は義務付けられています。(→東京都は緩和措置が取られている)
●流れ(千葉県の場合)
参照:千葉県のHP
■外部評価をみる
●WAMNETで探す→WAMNET <評価結果掲載件数> 小規模多機能型居宅介護 14,167件 (最終更新日:2014年8月25日) 認知症対応型共同生活介護 71,698件 (最終更新日:2014年8月25日) |
■まとめ
地域密着型サービス外部評価は、利用者にとっては、適切なサービスを選ぶための重要な情報なるため活用しましょう。
ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
■介護保険関連の記事
■介護サービス
介護サービスの詳細は以下の各ページを参照下さい。☆がついているサービスは定額料金で利用できるサービスです
居宅サービス | 地域密着サービス | 施設サービス |
①訪問介護 | ①定期巡回・随時対応型訪問介護☆ | ①介護老人福祉施設(特養)☆ |
②訪問入浴介護 | ②夜間対応型訪問介護 | ②介護老人保健施設☆ |
③訪問看護 | ③認知症対応型通所介護 | ③介護療養型医療施設☆ |
④訪問リハビリテーション | ④小規模多機能型居宅介護☆ | 居宅介護支援 |
⑤ 居宅療養管理指導 | ⑤複合型サービス☆ | 住宅の改修 |
⑥通所介護 | ⑥認知症対応型共同生活介護☆ | 福祉用具の購入 |
⑦通所リバビリテーション | ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護☆ | |
⑧短期入所生活介護 | ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護☆ | |
⑨短期入所療養介護 | ||
⑩福祉用具貸与 | ||
⑪特定施設入居者生活介護☆ |
■高齢者施設の解説
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ⑫東京シニア円滑入居賃貸住宅 | |
⑧シルバーハウジング | ⑬地域優良賃貸住宅 | |
⑭シニア向けマンション(分譲) |