~前回~介護保険のしくみVol.46(サービス利用票をしっかりチェックする)
■サービス事業所の基礎知識
①サービス事業所は自由に選ぶことができる
訪問介護やデイサービスなど介護サービスを行っている事業所は地域にたくさんあります。これらのサービス事業所は自由に選ぶことができますので、担当のケアマネジャーに特徴を聞いたりして情報を集めましょう。以前紹介した介護サービス情報公表システム【介護事業所検索】を使うと、家の近くの事業所を探すことができます。
※サ高住や住宅型有料老人ホームの場合ももちろん自由に事業所を選ぶことができますが、併設の事業所がある場合はそちらを利用した方がいろいろ融通がきくため併設の事業所を利用した方がいい場合もあります。
②同じサービスでも規模・時間数・時間帯によって料金は異なる
介護保険サービスは、規模や時間数、時間帯によって料金が異なります。価格も基本料金と加算部分に分かれていて、とても複雑です。料金を比べる場合は、規模や時間帯などの異なる点に着目して料金の違いを認識しましょう。
③通所介護の送迎
通所介護の送迎は、家まで送迎して貰える「ドアtoドア」が原則ですが、路が狭隘で居宅まで送迎車が入ることができない場合などは「バスストップ」という停留所までの送迎の場合もあります。そうした場合、自宅から停留所までの付き添いのヘルパーをお願いするといった余計な費用がかかってしまうこともあるので、しっかりと確認する必要があります。
④福祉用具は自由価格である
福祉用具のレンタルは、事業所によって料金が違うのでケアマネジャーから相場などを聞いて、高めの場合は事業者からの説明をしっかりと受けるようにしましょう。
■良いサービス事業所を選ぶポイント
①介護サービス情報公表システムを利用する
介護サービス情報公表システムは、事業所を探すだけでなく、運営状況を確認することができます。具体的には、レーダーチャートなどによりどのような運営体制かがひと目でわかります。→http://www.kaigokensaku.jp/
以下は確認できるチャートですが、青い線が都道府県(今回は東京都)の平均値で、赤い線が選択した事業所になります。
②ケアマネジャーにしっかりと聞く
良いケアマネジャーであれば、事業所について評判やサービスについてよく知っています。どのようなサービスを受けたいか、どのようなことを望んでいるかをしっかりとケアマネジャーに伝えて事業所について教えてもらうと良いでしょう。
良い介護サービス事業所を選ぶためには、良いケアマネジャーを選ぶ必要がありますので、その解説については次回させて頂きます。
ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
■介護保険関連の記事
■介護サービス
介護サービスの詳細は以下の各ページを参照下さい。☆がついているサービスは定額料金で利用できるサービスです
居宅サービス | 地域密着サービス | 施設サービス |
①訪問介護 | ①定期巡回・随時対応型訪問介護☆ | ①介護老人福祉施設(特養)☆ |
②訪問入浴介護 | ②夜間対応型訪問介護 | ②介護老人保健施設☆ |
③訪問看護 | ③認知症対応型通所介護 | ③介護療養型医療施設☆ |
④訪問リハビリテーション | ④小規模多機能型居宅介護☆ | 居宅介護支援 |
⑤ 居宅療養管理指導 | ⑤複合型サービス☆ | 住宅の改修 |
⑥通所介護 | ⑥認知症対応型共同生活介護☆ | 福祉用具の購入 |
⑦通所リバビリテーション | ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護☆ | |
⑧短期入所生活介護 | ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護☆ | |
⑨短期入所療養介護 | ||
⑩福祉用具貸与 | ||
⑪特定施設入居者生活介護☆ |
■高齢者施設の解説
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ⑫東京シニア円滑入居賃貸住宅 | |
⑧シルバーハウジング | ⑬地域優良賃貸住宅 | |
⑭シニア向けマンション(分譲) |