認知症の基礎知識Vol.37 （認知症の人が暮らすグループホームとは）

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認知症の基礎知識Vol.37 （認知症の人が暮らすグループホームとは）

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本日は認知症の人が共同で暮らすグループホームの解説をしたいと思います。

■グループホームとは

概要	主に軽度から中度の認知症の高齢者に対して、共同生活住居で、家庭的な環境と地域住民との交流の下、入浴・排せつ・食事等の介護などの日常生活上の世話と機能訓練を行い、能力に応じ自立した日常生活を営めるようにする施設になります。
入居対象者	要支援２以上の方。身の回りのことが一応でき、他の人への暴力行為等がなく共同生活ができる方。
特長	小規模で、自宅で過ごすのと同じような雰囲気での生活
分担する家事	・買い物・料理・食器洗い・洗濯・掃除・ゴミだし等
規模	1ユニット5～9人で基本1～2ユニット（東京都や一部の都市部では3ユニット）
人員配置	3:1以上
介護保険	地域密着サービス:認知症対応型共同生活介護
医療面	看護師の配置は義務付けられていません。
退去要因	主に以下のような退去要因を設けています。・常時医療行為・長期入院、感染症・共同生活に支障がある場合（暴力等）
料金	入居金：0～数百万円月額：15万円～20万円程度
関連ページ	・高齢者住宅・施設の解説⑨グループホーム・介護保険のしくみVol.26（地域密着サービス⑥認知症対応型共同生活介護）

■グループホームのメリットとでメリット

メリット	・認知症の人が落ち着いた共同生活をおくれる・ユニットケアで顔なじみの職員とアットホームな生活ができる・できることは自分でやり、家事を分担するので認知症の進行を遅くする
デメリット	・重度になると住み替えが必要な場合もある・ホームの他の入居者の状況によって手厚い介護体制ではない場合がある・古い民家などを利用していてホームによって設備が異なる・医療体制が強くない

■グループホームの現状
●グループホームの数が不足
認知症の方は増え続けていますが、グループホームは小規模施設のため入居できる方の数が限られています。

●入居者の重度化
当初利用対象者は軽度から中等度の「元気な認知症」の人であっても、月日とともに重度化が進んでいきます。そのような場合は、自立した日常生活というよりはより施設のような対応になってしまう場合が多いです。

ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
（担当：満田(ミツダ）　03‐5201‐3645）

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