~前回~認知症の基礎知識Vol.20(問題行動の原因と対処法④お風呂を嫌がる・入浴拒否)
本日より認知症の問題行動の原因と対処法について解説していきたいと思います。5回目は「夜寝れない・寝つきが悪い」ということについてです。
■接し方で大事な3つのポイント
・訴えを否定したり叱ったりしない ・介護者はいつもおおらかな気持ちでいる ・問題行動を誘発している原因を取り除いてあげる |
問題行動にもそれぞれ原因がありますので、単に叱ったりせずにご本人の気持ちを考えて適切な対処をすると良いでしょう。
■夜寝れない・寝つきが悪い
症状 |
軽度の認知症です。昼間ウトウトしていることが多く、夜眠れないようです。悪循環になっています。 |
ご本人の気持ち |
眠れないととても不安になり辛いと感じたり、認知症が進んでしまうのではと心配してしまいます。 |
原因 |
高齢者は全体的に眠りが浅くなる傾向にあります。ですので、なかなか寝付けない、すぐに目が覚めるといった方も多いです。さらに認知症により時間の感覚がわからなくなってきて、昼夜の区別があいまいになってきます。 |
対処方法 |
■運動をする 昼間は運動や散歩などをして、夜はゆっくり休むという生活リズムを作ることが重要です。認知症の人だけでなく、高齢者全般に言えることです。 ■日光浴 日光浴は、自律神経の働きをよくするので有効な方法です。 ■意識づける 時間の感覚があいまいになってきた場合には、家族が寝る支度を見せたり、口腔ケアをしたりし、眠ることを意識づけることが重要です。 ■介護サービスを利用 通所介護を利用し、レクリエーションによる運動や、入浴サービスで適度な疲労により、夜自然に眠れるようにしましょう。 |
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は認知症の基礎知識Vol.22(問題行動の原因と対処法⑥夜中に騒ぐ・夜間せん妄)です。
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