~前回~認知症の基礎知識Vol.4(レビー小体型認知症の特徴)
<若年性認知症とは>
●若年性型認知症とは
認知症は高齢者の病気というイメージが強いですが、若い世代でも発症することがあります。このように65歳未満で発症する認知症は若年性認知症と呼ばれます。全国で3万8000人います。
●原因
若年性型認知症の原因となる病気は、脳血管障害が一番多く、アルツハイマー病、頭部外傷後遺症と続きます。詳細は以下をご覧ください。
●特徴とは
初老期といわれる40~50歳で起こることが多いです。若年性認知症の特徴は進行が早いことです。一般の認知症と同様、早く発見できればそれだけ進行を遅らせることができるので、早く医療機関を受診しましょう。
●初期症状
前兆として、「ゴミ出しのルールが守れない」「スーパーマーケットで迷う」「車をよくこする」「ぼうっとしている」などがあり、初期症状として「気分が落ち込む」「怒りっぽくなる」「めまいや頭痛、耳鳴りが起きる」「料理の味が変わった」などがあります。
それまでと比べ自己中心的になったり、他人への配慮がなくなったりするようです。おかしいと感じたら早めに専門医にかかり、脳の検査を受けましょう。
●介護面では
働き盛りでの発病のため家族の経済的、精神的負担が大きいです。公的サービスが整ってきていますし、介護保険も適用されます。厚生労働省によるコールセンターも開設され、専門の相談員が医師の紹介や発症後仕事を続けていくための相談を行います。
<若年性認知症コールセンター>
電話番号:0800-100-2707(通話・相談共に無料) 受付時間:10:00~15:00(月~土曜) 運営:社会福祉法人仁至会:認知症介護研究・研修大府センター 所在:愛知県大府市半月町3-294 URL:http://y-ninchisyotel.net/ |
<若年性認知症の予防>
生活習慣病がある人はきちんと治すことが重要です。それらの病気がなければ脳血管障害やアルツハイマー病のリスクが下がります。
●生活習慣病を予防
・アルコールの飲みすぎに注意 ・禁煙する ・運動を継続的に行う ・コレステロール値に気をつけた食生活等 |
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は認知症の基礎知識Vol.6(治療可能な認知症)です。
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