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~前回~認知症の基礎知識Vol.15(認知症と回想法)
少し前に「和ちゃんとオレ」という息子介護にフォーカスしたドキュメンタリー映画の紹介をさせて頂きました。本日も映画という側面から認知症を知って頂ければと思い、認知症に関する映画をまとめてみました。
・ペコロスの母に会いに行く ・恍惚の人 ・殯の森 ・明日の記憶 |
■ペコロスの母に会いに行く
- 監督: 森﨑東
- 発売元: TCエンタテインメント
- 発売日: 2014/07/02
- 定価:
¥4,104 - ジャンル: DVD
- メディア: リージョン2
- Amazon.co.jpで詳細を見る
あらすじ
老いや認知症を肯定する前向きなストーリーです。 長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン・ゆういちは、ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしている。ゆういちは、夫の死を契機にゆっくりと認知症を発症しはじめた母・みつえの面倒を見ていたが、やがて、症状が進行し迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、断腸の思いで介護施設に預けることになる。苦労した少女時代や、幼なじみとの辛い別れ、神経症だった亡夫との生活といった過去へと意識がさかのぼることの増えたみつえ。その姿を見守る日々のなかで、ゆういちの胸には、ある思いが去来する―。 |
■恍惚の人
あらすじ
今から40年近く前、認知症という表現がなかった時代の作品です。 84歳の茂造は妻に先立たれたショックでボケが進行する。嫁の昭子が面倒を見ることになったが、茂造は外を徘徊したり、ついさっき食事したことを忘れたり、症状が悪化する一方だった。次第に昭子は、仕事と家事と介護で心労が積み重なっていく。こうして茂造は老人ホームに預けられることになった。ところが、入って早々、入居者とトラブルを起こし出ることになってしまう。今度は福祉士に相談した。茂造の場合は老人性鬱病で精神病院に入院させるしかないと言われる。仕方なく昭子は、自分の留守中の面倒を見てもらうために介護アルバイトを住み込みで雇うことにする。 |
・同名曲
認知症のことをテーマにした映画と同名曲です。
■殯の森
- 監督: 河瀬直美
- 発売元: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2008/04/25
- 定価:
¥4,935 - ジャンル: DVD
- メディア: リージョン2
- Amazon.co.jpで詳細を見る
あらすじ
カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞した作品です。 奈良県東部の山間の地。旧家を改装したグループホームに暮らすしげきは、亡くなった妻の想い出とともに静かな日々を過ごしている。ここに新任介護福祉士としてやってきた真千子もまた、不慮の事故で子どもを亡くした喪失感を抱えて生きていた。介護する側、される側という立場を超えて、少しづつうち解け合っていくしげきと真千子。ある日、二人はしげきの妻が眠る森に、墓参りへと出かけていく。だが、道に迷った二人は、森のなかでさまざまな洗礼を受けていく… |
■明日の記憶
あらすじ
若年性アルツハイマーをテーマにした映画です。 広告会社の営業マンとして働く雅行は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていたが、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する…。 |
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は認知症の基礎知識Vol.17(問題行動の原因と対処法①食べたことを忘れ何度も食べる)です。
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