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~前回~認知症の基礎知識Vol.10(中核症状と周辺症状)
本日は、認知症サポーターキャラバンについて紹介させて頂きます。
<認知症サポーターキャラバンとは>
認知症サポーターキャラバンとは、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指す、厚生労働省が2005年度に始めた事業です。
「全国キャラバン・メイト連絡協議会」では、都道府県、市区町村など自治体と全国規模の企業・団体等と協催で認知症サポーター養成講座の講師役(キャラバン・メイト)を養成します。養成されたキャラバン・メイトは自治体事務局等と協働して「認知症サポーター養成講座」を開催します。
●認知症サポーターの5つの心得
①認知症に対して正しく理解し、偏見を持たない。 ②認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。 ③近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。 ④地域でできることを探し、相互扶助・協力・提携、ネットワークをつくる。 ⑤まちづくりを担う地域リーダーとして活躍する。 |
●キャラバン・メイトとは
キャラバン・メイトは認知症サポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」を開催し、講師役をする人です。キャラバン・メイトになるためにはキャラバン・メイト研修を受講し登録する必要があります。
●認知症サポーターとは
「認知症サポーター養成講座」を受けた人が「認知症サポーター」です。認知症サポーターには認知症を支援する「目印」として、ブレスレット(オレンジリング)が渡されます。この「オレンジリング」が連繋の「印」になるようなまちを目指しています。
●現在の認知症サポーター数
平成25年12月31日時点で4,754,272名(うちキャラバン・メイト95,014名)
●認知症サポーター養成講座の開催
認知症サポーター養成講座は、職場や地域の人で、受講希望の方が10名集まれば講師のキャラバンメイトが出張し、講座を開いてもらえます。講座は約90分で費用は無料です。
●全国キャラバン・メイト連絡協議会
東京都新宿区市谷田町2-7―15近代科学社ビル4階
電話:03(3266)0551 FAX:03(3266)1670
HP:http://www.caravanmate.com/
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は認知症の基礎知識Vol.12(認知症の人が介護認定を受ける際の留意点)です。
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