~前回~認知症の基礎知識Vol.32(問題行動の原因と対処法⑯便をなすりつける・不潔行為・弄便)
本日より認知症の問題行動の原因と対処法について解説していきたいと思います。17回目は「ゴミを拾ってくる」ついてです。
■接し方で大事な3つのポイント
・訴えを否定したり叱ったりしない ・介護者はいつもおおらかな気持ちでいる ・問題行動を誘発している原因を取り除いてあげる |
問題行動にもそれぞれ原因がありますので、単に叱ったりせずにご本人の気持ちを考えて適切な対処をすると良いでしょう。
■ゴミを拾ってくる
症状 |
近所を徘徊してゴミなどを拾ってきます。部屋に隠したり、押入れから落ち葉が出てきたり困っています。 |
ご本人の気持ち |
思い出のものが落ちていたので拾ってきた。見つかって良かった。 |
原因 |
認知機能の低下により、判断力が衰えることが原因です。価値がないものでも自分にとっては大切なもののように思えて拾ってしまいます。 |
対処方法 |
■何もしない 家に置いておいても大きな支障がないという場合は、なにもしないで様子を伺っておくということも考えられます。 ■そっとものを処分 不衛生なものなど生活に不都合が出るような場合は、就寝中などの本人が気づかない愛大に処分します。危険なものですぐに処分する必要がある場合は、少し貸して、見せてなどと言って受け取ります。 ■無理に取り上げない 価値がないものでも、本人とっては大事なものだという認識ですので、無理に取り上げるとことで興奮して症状が重くなる可能性があります。慎重に対応しましょう。 |
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
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