~前回~知恵袋⑨地域包括支援センターとはどんなところ?
<はじめに>
社会福祉協議会をご存知でしょうか?。本日はよく「社協(しゃきょう)」と呼ばれている社会福祉協議会がどのような組織か解説をさせていただきます。
<社会福祉協議会とは>
社会福祉協議会は、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織です。昭和26年(1951年)に制定された社会福祉事業法(現在の「社会福祉法」)に基づき設置されています。
社会福祉協議会は、都道府県、市区町村の単位で地域で暮らす人々に、民生委員・児童委員、社会福祉施設・社会福祉法人等の福祉関係者、保健・医療・教育の関係機関の参加・協力のもと地域の人びとが住み慣れた町で安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざしたさまざまな活動をおこなっている組織です。
社会福祉協議会は、全国の組織を統括している全国社会福祉協議会(全社協)と、都道府県ごとに設けられている都道府県社会福祉協議会(都道府県社協)、市町村もしくは政令指定都市の区ごとに組織されいる市区町村社会福祉協議会(市区町村社協)があります。
<市区町村の社会福祉協議会とは>
もっとも身近な単位で活動しているのが、市区町村社会福祉協議会(市区町村社協)です。市町村もしくは政令指定都市の区ごとに組織されおり、多様な福祉ニーズに応えるため、それぞれの社協が地域のボランティアと協力しながら地域の特性を踏まえ創意工夫をこらした独自の事業に取り組んでいます。
■主な取り組み
・NPOや福祉を目的とした市民団体の育成・助成 ・子供会や老人クラブ、障害者団体などの事務局 ・地域包括支援センターの運営(関連記事:地域包括支援センターとは) ・日常生活自立支援事業(関連記事:日常生活自立支援事業について) ・福祉サービス利用の相談窓口 ・福祉教育の推進 |
<都道府県の社会福祉協議会とは>
都道府県社会福祉協議会(都道府県社協)は、県域での地域福祉の充実をめざした活動をおこなっています。
都道府県の単位で組織され、各市町村の社会福祉協議会の指導や支援、監督を行ったり、福祉専門職の養成、福祉サービスの振興・評価などを主な事業としています。
■主な取り組み
・市町村社会福祉協議会の指導監督 ・日常生活自立支援事業 ・運営適正化委員会の設置 ・福祉サービスの第三者評価事業 ・生活福祉資金の貸付 ・福祉関係者に対する専門的な研修事業 ・ボランティア活動の振興 ・福祉人材センター事業 |
■HPリンク
・東京都社会福祉協議会 ・神奈川県社会福祉協議会 ・埼玉県社会福祉協議会 ・千葉県社会福祉協議会 |
<全国社会福祉協議会とは>
全国社会福祉協議会(全社協)は、都道府県の社会福祉協議会の連合会として設置されています。
■主な取り組み
・全国の福祉関係者や福祉施設等事業者の連絡・調整 ・会福祉に関する図書、雑誌の刊行 ・福祉に関わる人材の養成、研修 ・アジア各国の社会福祉への支援、国際交流 |
■HPリンク
・全国社会福祉協議会 |
<まとめ>
市区町村、都道府県、全国の社会福祉協議会の主な活動を紹介させていただきましたが、中でも市区町村の社会福祉協議会は、とても身近な福祉の窓口です。ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。
ご不明点や詳細については、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)
次回は知恵袋⑪介護に関わる人・資格です。
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