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エンディングノートが脚光を大きく浴びたきっかけとなったのは、2011年に公開されたドキュメンタリー映画「エンディングノート」です。私もこの映画を見て初めてエンディングノートとはどういうものかを知りました。本日は、非常に関心の高いエンディングノートについて解説させて頂きます。
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- 監督: 砂田麻美
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- 発売日: 2012/05/25
- 定価:
¥3,990 - 価格: ¥2,845
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<エンディングノートとは>
エンディングノートとは、映画では「遺書よりはフランクで公的な効力を持たない家族への覚書」と紹介されています。補足して説明すると、もしものときに備えて自分の考えや家族へのメッセージを残しておくノートです。単に財産のことだけでなく、葬儀やお墓、延命治療などについて自分の希望などを書いておくことができます。
<エンディングノートの中身>
■自身の経歴、趣味、家族への思い
自身の経歴、葬儀の通知をして欲しい連絡先、家族への感謝の言葉などを記載します。
■介護・医療
病気や介護に備えて、これまでの主な病歴や身内の病名などを記載します。
■葬儀・お墓
葬儀についての希望やお墓についての希望を記載します。
■財産の記録
資産の状況を記載します。
■遺言について
遺言の有無や遺言の関係者、遺言の保管場所を記載します。
<エンディングノートのメリット>
・自身の半生を振り返ることができる。
・介護や葬儀の希望を伝えることができる。
・相続の意思を伝えることできる。
・財産状況の把握のきっかけになる。
・家族への贈り物になる。
<エンディングノートの注意点>
エンディングノートは法的な拘束力はありません。ですので、○○に財産をすべて渡すと書いても効力がありません。財産分与や子の認知、相続に関する重要なことは遺言書で行う必要があります。
遺言についてはコチラは参照ください。→遺言入門(まとめ)
<エンディングノートの書き方>
エンディングノートの雛形は多数販売されています。実際に自分にあったものを探し記載されるのが良いかと思います。しかし、実際書こうとしても中々書き進められないものです。ですので、まずは書きやすい項目から埋めていかれるのがいいかと思います。
<おすすめ>
私のオススメは公益社団法人日本産業退職者協会発行のエンディングノート『私の大切な覚書』です。非常に低価格で内容も充実していています。

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- 出版: 公益社団法人日本産業退職者協会
- 判型:A4版・28ページ
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その他、ご不明点等ありましたら、お気軽に高齢者住宅仲介センター日本橋店にお問い合わせください。
(担当:満田(ミツダ)03-5201-3645)
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