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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。
第277回目は映画『ボヘミアン・ラプソディー』から見る自分史の描き方です。
<映画『ボヘミアン・ラプソディー』から見る自分史の描き方>
公開中の映画『ボヘミアン・ラプソディー』が評判をよんでいます。この映画はイギリスのロックバンド、クィーンとそのボーカル、フレディマーキュリーの半生を描いた伝記映画です。フレディマーキュリーは1991年にHIV感染合併症による肺炎のため死去していますので一般的な伝記でいえば出生から死去までを描くかと思われますが、この映画では、クィーンのデビュー当時の無名時代から徐々に有名になり、その頂点であった1985年ライブエイド(アメリカとイギリスで行われた大規模なチャリティーコンサート)までを描いた作品になっています。
この映画が感動的なのはクライマックスのライブエイドの迫力とそこに至るまでの物語がすべて伏線となっているところと、何よりもそれが事実ということだと思います。事実ということから見ると、自分史も同じジャンルとも言えますので、この映画のように人を感動させる要素は十分にあります。自分史を書く上でこの映画から学ぶことは、クライマックスの設定とそこに至る伏線となる出来事を丁寧に描くことにあります。かなり大胆ですが、伏線にならない出来事は思い切って切り捨ててしまい、クライマックスにつながるトピックスだけを残すことで、人に読ませるということを意識した自分史であればスッキリとわかりやすいストーリーを描くことが出来ます。
自分史の場合、実はクライマックスを設定することの方が難しいかもしれません。芸能人のように誰でもそう思えるクライマックスはほとんどありませんし、また一般的には晩年にその時期を持ってくることが多いので、決められた期間の中で、これを調べるのは至難の技です。ですので時期にこだわりを置かず、仕事で評価された瞬間や部活でいい成績を収めた時などのちょっと自分のよかった時代を自分史のクライマックスに持ってきます。あとはその伏線になりそうな話をちりばめていく訳ですが、ここはあまり時系列を意識せずに繋がりを意識して書いていきましょう。自分史はクライマックスの大きさよりも、ここに集約される小さな物語が重要です。出来る限りクライマックスのとの繋がりを自然に描ければ後は読み手が意識して結びつけてくれるでしょう。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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