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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。
第224回目は自分史を書く目的を定める意味です。
<自分史を書く目的を定める意味>
自分史活用アドバイザーとしての仕事の多くが自分史講座や自分史セミナーの講師です。特に自分史を始めて書く方のための入門講座に登壇する機会が多いです。一番最初には自己紹介をするのですが、その中でまず自分にとっての自分史について語ります。ここで語るのは【自分史を意識するきっかけ】から【自分と自分史との出会い】です。ここを語ることで、これからなぜ私のようなものが皆さんの前で『自分史』について講義をするのかを理解してもらいます。そしてそこでは必ず自分史は「教えるものでも教わるものでもない」ということをお伝えします。すべては皆さんの中にあるもので、今日はその中にあるそれぞれの『自分史』を引き出すきっかけとしてのお話をするということもお伝えします。その中の一つにあたるものですが「何のために自分史を残すのか?(自分史を書く目的・残す意味)について」から実際の講座は始まって行きます。
この目的ですが、何のために…というよりは誰のために…と考えたほうがわかり易いかと思います。講座の中でプロジェクターまたはホワイトボードに書いてお伝えするのはこの3つです。これは何がいいのかという意味ではなく、誰のためなのかを思い描いて書くべきということです。
① 家族のため ② 次世代のため ③ 自分のため |
この3つを上げましたが、なぜこのような目的を立てるのかということのお話をします。これを明確にすることで何が変わるのかですが一言でいうと、書き手に取って書きやすい(残しやすい)からです。また対象がはっきりすることで読み手にとっても読みやすく感じるとも言えます。これは対象者が読めば当たり前のことですが、対象者でない場合でも言えることです。
そしてもう一つ、目的対象が定まることで自分史を継続して書くことが出来るという利点があります。これは自分史の目的になるような対象ですから当然伝えたいことも多いはずです。具体的な顔が浮かぶことで書いたことをいつか伝えなければならないという義務感も生まれ、それを残すことを意識するからです。
今度は①②③それぞれについて説明しますが、①の家族のためは文字通りの意味で、一番多く聞かれることです。②はもう少し広い概念になります。例えば自分史を地域の歴史として残してほしいとか、戦争体験を伝えたいなどがこれにあたります。そして③ですが、実はほとんどの場合、この目的につながります。①②の場合でも目的に近づけば近づくほどこの完成が自分のためになり、自分の元気の源になります。そして『自分史を書く』ということがライフワークとなり、生きがいとなるのです。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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