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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第213回目はお盆と自分史です。
<お盆と自分史>
こどもにとっての夏休みは1か月以上もあり、こどもだけの特権のような贅沢な期間でもあります。本当に必要かどうかは別にして、休みだからこそ出来る様々な体験を得られるチャンスでもあります。大人もこどもも一緒に過ごすことの出来る期間としては8月15日前後の『お盆休み』があります。多くの企業でもこの期間に休みを取ることも多く、お正月、GWとともに家族の思い出を作る機会でもあります。多くの企業では5連休以上の休みが続き、何れも長期休暇という意味では大差がないのですが、『お盆』が他の休みとちょっと違うのは自分自身の休みというよりも祖先供養という意味合いが強いところです。
お盆の時期に行うこととして「お墓参り」や提灯に灯かりを灯して、果物や花をお供え物として飾ります。また地域によって人々が川岸に集まり、灯篭を流す『灯篭流し』という行事も行われます。この『灯篭流し』は送り火の一種で、お盆の時期にあの世からこの世に戻ってきた死者の魂を、再びあの世に送り出すためと言われています。またキュウリやナスにつまようじや割り箸を刺して、馬や牛に見立てた物が飾られていることがあります。これは『精霊馬』と言われお盆飾りの一つですが、最近では地方で一部見られるだけで、徐々になくなりつつある風習になってきたのかもしれません。
このような催しは町内会や自治会で語り継いでいく行事とは違い、それぞれの家族が先祖を想い残していくものですから、家族の在り方が変わってくればなくなっていくものなのかもしれません。現在、このお盆に行われる様々な行事に対し、しっかりと意識を持って
行っている人は少ないかもしれません。子どもたちなどは全く意味も分からずお墓参りに行っているのかもしれません。自分史を残すことを推進している自分にとってこの古来の行事を残していくという考え方はかなり似たものがあります。自分史はとにかく語り、残すことに大きな意味があります。そこに何が書いてあるのか、その想いはそれを受け取った人が考えるものであり、語らなければ始まりません。行事にも本来、大きな意味があるのだと思いますが、その意味を語り継ぐ以前に、行事を行っていくことが大事だと考えます。私たちの自分史の中には様々な行事が登場してきます。当然お盆の思い出も出てくることでしょう。自分史の中で自分の暮らした日常生活を語ることで、日本古来の言い伝えや風習が100年後、200年後の人々に伝えられるのです。自分史を残すことはまさに生きた文化の伝承とも言えるのです。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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