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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第204回目は自分史は脇役です。
<自分史は脇役>
先日、ある地域の青色申告会から「自分史」に関するセミナーの依頼を頂きました。青色申告会とは様々な特典が受けられる青色申告制度に対して正確な記帳を指導する税務指導を行っている公的な団体です。健全な納税者団体として、全青色申告者に誠実な記帳と租税の適正な申告の普及徹底を図るとともに、租税に関する調査研究を行ない、納税道義の高揚及び公平な税制と円滑な税務行政の確立に寄与し、併せて、事業経営の健全な発展を図ることです。この目的を達成するために様々な事業を健全な納税者団体として、全青色申告者に誠実な記帳と租税の適正な申告の普及徹底を図るとともに、租税に関する調査研究を行ない、もって、納税道義の高揚及び公平な税制と円滑な税務行政の確立に寄与し、併せて、事業経営の健全な発展を図ることです。この目的を達成するために次の事業を行っていて今回のセミナー企画も会員のためのサービスの一環として実施するようです。
依頼をする際に、自分史活用推進協議会のHPをみて、私に連絡を頂いたのですが、数あるアドバイザーの内なぜ私を選んだのか理由を聞いたところ、会員からの要望が多い、「相続」について「自分史」と絡めて話をして欲しいという意図があったようでした。
以前にもカルチャーセンターから「自分史」教室を開催する理由として聞いた際、同じような答えだったことを思い出しました。このカルチャーセンターでも「自分史」を他に開催する様々な教室(たとえばピアノ、ギターや英語や習字など)と結び付けてほしいというリクエストがあり、思い出すことでまたそのような趣味を再開させたいという意図がありました。
このことから考えると「自分史」は主役ではなく、あるものを引き立たせるための脇役であり、どんな役もこなす(どんなものにも合わせられる。)名バイプレーヤーとも言えます。
自分史が主役になってはいけない理由として、これを全面に押すことから「自分史」→「自慢史」になってしまうことです。人の自分史を聞いた時、そのストーリーそのものに感動するのではなく、聞き手の人生に照らし合わせて共感する部分があることで感動するのです。分かりやすく、そしてはっきりいうと、読み手も聞き手も結局は自分の人生に感動しているのです。このような役割は「自分史」にしかないことだと思っています。この「自分史」の役割を活かすことが私たちアドバイザーの仕事です。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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