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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第196回目は歴史が見えることの意味です。
<歴史が見えることの意味>
先日、横浜にある『カップヌードルミュージアム』というところに行ってきました。
ここではオリジナルカップラーメンやチキンラーメンを作る工程を体験出来るなど、気軽に楽しめる工場見学のような施設で、横浜のみなとみらいという立地からも連日大人気のようです。ミュージアムというネーミングからもカップラーメンの歴史を振り返る展示があり、これがとても面白いのです。
チキンラーメンが1958年に誕生し、その13年後それを改良した結果、カップヌードルが生まれるのですが、ミュージアムのあるホールには壁一面、かつて販売されたインスタントラーメンやカップラーメンがその年代順に展示されているのです。カップヌードルなどの代表的な商品は何度もマイナーチェンジを繰り返し現在に至っています。面白かったのは初代のカップヌードルと現在のものとではほとんどパッケージが変わっていないことがこの展示を見てわかったことです。
また、ラーメンから始まり、類似の商品、例えばそばやうどん、焼きそばなどどんどんとその範囲が広がって行くことが一目でわかります。それは種類だけでなく、調理方法やそれを食べる顧客ターゲットなども様々になって行き、一つの商品がタテ、ヨコ、ナナメと関係性を広げ、また深めていることも感じることが出来ます。
この展示に誰もが関心を持つ一番の理由は身近なものだということです。誰もが一度は食べているものですし、当時のコマーシャルや何となく覚えているネーミング、好きで食べていたなど、展示されている商品と自分との繋がりを見つけやすいことがこの展示の魅力です。
この展示年表の広がりは人間が誕生し、様々な人間が関わり、交友関係を広げていく様と似ています。今は何気なく付き合っている友人も、元を探れば何かしらに出会うきっかけがあったはずであり、もしかしたら会わないまま人生を終えていたかもしれません。ビジュアル化することでこの出会いを確認出来ます。
また自分史を作り、家族にみせることは、この展示の持つ魅力と同じ効果があります。最も身近な存在である家族が残したものは必ずその家族に共通な思いがあるはずです。人生の選択には必ず何かしらの思いがあるはずで、この思いやその時の理由などを説明することでそれに関わる家族は当時の出来事に対し「そういうことだったんだ。」と理解することになるでしょう。
自分史を書いたり、残したりすることの一つの一面ですが、こんな効果もあることを感じました。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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