←「自分史についてVol.181「2017年新年のご挨拶」」前の記事へ
次の記事へ「自分史についてVol.183自分史の公募その2」→
自分史記事一覧→記事一覧-自分史
本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第182回目は自分史の公募です。
<自分史の公募>
自分史を書く動機は様々です。前回お知らせしたように年頭にあたって何かやってみようということで始めるということもありますし、終活の一環として始める方もいらっしゃいます。書いてみようと思われる方は数多いので、それほど大きなことでなくてもちょっとしたきっかけが書き始める動機になります。
このように書き始めはうまく行くことが多いのですが、「いつまでに書き上げる」というところまではお考えにならない方が多数かと思います。自分の生活が完結したわけでもありませんので自分史には完成という概念が持ちにくいのです。さらに私たち自分史を普及させる立場のものから言わせると、「いつまでに」という考え方が自分史の高い壁になっているので、この点はあまり強く意識させません。「いつまでに」ということよりもそれを意識せず「まず書いてみよう」ということに重点を置くことが自分史を書く上での前提です。
この考え方はある意味では自分史が普及しない一つの原因である可能性があります。完成を目的としない自分史だと言っても、個々の想いの中には完成しないことに対しての中途半端な気持ちが大きくなり、満足を得られないのです。また日数が経過することでモチベーションも続かなくなります。
この問題を解決する1つの方法として自分史作品を受け入れている機関への公募があります。当然ですが公募には締切日があり、この締切日を目標に自分史を書き上げることを自分への課題とするのです。
これらの機関には作品に対する賞を設けていることが多いので、この賞を狙うことも大きなモチベーションになります。賞はとれなくても完成という効果は得られますし、定期的に行われますので毎回トライすることも可能です。
自分史作品の公募を何らかのかたちで受け入れている機関をご紹介します。
1. 公益財団法人かすがい市民文化財団:
春日井市は自分史の普及・振興のための運営している「日本一の自分史図書館」を持っています。そこには全国から寄贈される自分史図書で、約7,000冊が保管されている。ここでも年に1回自分史を公募し、賞を差し上げています。
2. 北九州市:北九州市自分史文学賞
第1回目が平成2年から始まる歴史のある文学賞です。毎年400編以上が集まる自分史公募の草分けの存在です。
3. 伊丹市立図書館 ことば蔵 800字以内で人生つづる「自分史」
日本一短い自分史と称して今年で第3回を迎えます。第一回目は「一番輝いていた自分」をテーマに日本一短い自分史を募集し、市内外から33点の応募がありました。
第2回目は「人生最大の失敗」をテーマに、市内外から60点以上の応募がありました。そして第3回目は「忘れられない大恋愛」をテーマに「日本一短い自分史」の作品を募集、大賞に京都府亀岡市の高校教師、前田哲さんの作品「交差点での偶然」が選ばれました。
まだまだ公募は調べればもっとあると思われますが、代表的なもをご紹介しますので、一度公募をご検討ください。自分史を完成させるという醍醐味を一度味わって頂きたいと思います。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
自分史作成キット 和装本 自分の歴史を書いてみよう ([バラエティ])
- 著: 一般社団法人自分史活用推進協議会
- 出版社: 日本法令
- 発売日: 2012/08/10
- 定価: ¥1,995
- ジャンル: Book
- メディア: 単行本
- Amazon.co.jpで詳細を見る
(担当:満田(ミツダ) 03‐5201‐3645)