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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第178回目は受験と自分史です。
<受験と自分史>
私の長男は中学校3年ということで受験真っ只中です。高校受験ですから、基本的にはどこかの学校に落ち着くのだと思います。さらに少子化ということで私の時代ほど受験戦争のような切迫感も感じません。直接的には関与していませんが、今の受験の過程を見てみると、自分の実力以上の学校にチャレンジするというよりも、いかに自分の実力にあった学校に入れるかといった保守的な印象を受けます。そしていわゆる内申点といった中学時代の成績が大きな評価になるようです。それは学科としての通知表だけではなく、課外活動であるクラブ活動、生徒会活動なども含め、総合的に判断した結果を反映しているようです。一発勝負の入試テストだけでは一人の人物は評価できないということでしょうか。ましてや学校のように毎年毎年新しい生徒が入る組織であれば、生徒が学校に与える影響も大きく、ともに学校運営をして行く人材と考えられているのでしょう。
息子もそんな人生初めての試練に立ち向かっているわけですが、それはある意味、15歳の冬の瞬間に決まるものではなく、すでに15年間の人生の蓄積で決まっているものであり、あとはそれをどう表現して自分のことを全く知らない高校にアピールするかということかと思います。何百とある高校の中から、何故ここを選んだのかを自分の今までの人生とつなぎ合わせる作業はまさの自分史作りです。自分の過去を含め、自分がよく解っていなければ様々なものの中から選択することは出来ません。志望校を決めるということはそういうことで、今まさに息子はその時を迎えているのです。
誰もが受験だけでなく、就職や転職、結婚や離婚など様々な選択の場面には、多かれ少なかれ自分の過去と向き合うことになり、その上で結論を出していくのです。
そしてこのように選択してきたことがまた自分史となり、次の選択の基準や指標を作っていくのです。
試験ですから自分の人生を反映してベストと思った志望校に入れないことだって当然あります。志望していない高校に入ってからが実は思わぬドラマが待ち受けていて、振り返れば自分史としては面白いものになるのです。このように人生を俯瞰してみることが出来るのはある程度の経験が必要になりますが、どちらかというと失敗から学ぶことが多いかと思います。失敗や選択の誤りが自分史を作り、自分史が次の失敗や誤りから立ち直らせてくれるとも言えます。

つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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