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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第171回目は結局私たちはいつか自分史を語ることになるです。
<結局私たちはいつか自分史を語ることになる>
【自分史】の悪いイメージの中でよく言われることとして、「結局自分史は自慢話になってしまうので人の物も読みたくないが、自分もそうなってしまうので書きたくない。(語りたくない)」という意見があります。これは間違いではありませんし、個々人の考え方次第なので否定するつもりはありません。またイメージですからまわりがとやかく言うものでもありません。
今回はこのイメージと反して、ほとんどの人は結局、いつか自分史を語ることになるというお話をしたいと思います。
私たちは現状において何らかのコミュニティの中で暮らしています。職場だったり、家族だったり、ご近所だったり・・・まだまだあると思いますが、とにかくそのコミュニティの中では自分が認知されている状態かと思います。
しかし、そのコミュニティは永遠ではありません。その存在自体が無くなることだけでなく、自分がそこから抜けることもあります。
分かりやすいので職場を例に取りましょう。会社に在籍中は名刺にある肩書きを使って社内や営業活動などをしていた人も定年退職を迎えると、その肩書きや名刺が突然使えなくなります。現在の多くの企業では65歳で定年ですが、その年齢から何もやらずに隠居生活に入る人はほとんど見かけません。地域や趣味、または新たな仕事など、別のコミュニティに入ることになります。
おそらく会社に何年も務めた人が名刺を持たずにコミュニティに入ることはかなり難しいはずです。相手から求められなくても自分の経歴や過去を自ら話すことになるでしょう。その際には、多少自分の功績を語ることも多いかと思います。これを自慢話だから不快とすべきでしょうか。私はそうは思いません。この場合は自分のためというより、コミュニティのためにこの自分の経歴、功績を間接的に使って欲しいという考えから来るものでしょう。つまりこのコミュニティに自分の必要性をわかってもらうための一種のプレゼンの一環と捉えるべきでしょう。
これは男性の定年後を例にとりましたが、女性は様々なコミュニティに入る機会は男性以上にあるかと思います。その際自分を売り込むことはそのコミュニティにもメリットになります。嘘はいけませんが、客観的に自分を伝えることは相手に対するマナーに近い気がします。
自分史を否定し、自分史に関わることはしないようにするという考えは早めに切り替え、いつか自分史に関わる日が来るのだから、それまでにうまく自分を語れるよう自分史を意識した生活をすべきです。例えば自分史を書いて第三者に読んでもらうことで同じ自慢話でも表現が洗練され、より受け入れやすいものとなり、いざ新しいコミュニティに入る際には自信を持って自己紹介(自分史の披露)が出来るようになると思います。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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