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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第170回目は手帳と自分史です。
<カラオケは自分史の宝庫>
10月も半ばになると、書店や文具店の店頭では来年のカレンダーや手帳類が大きなコーナーとなって売り出されています。カレンダーはもらい物で済ますことが多いかと思いますが、毎日手元に持ち、仕事やプライベートを一元的に管理する手帳に関しては多くの方がこだわりを持ち、お気に入りの一冊を選ばれるのではないでしょうか。価格が多少高ても、1年間フルに使う手帳は自分への投資ということで毎年購入することには抵抗がないのではないでしょうか。
またスマホやタブレット端末をはじめとするデジタル機器にも手帳機能や、アプリなどがありますが、手帳だけはアナログ派が多いような気がします。私も手帳はアナログ派ですが、一時スマホに手帳機能を集約しようと試みたことがありました。そのスマホはタブレットに近い大型サイズで、電子ペンが付いたもので当然この手帳機能を意識して購入したものでした。とにかく情報をどんどん入力すればあとはすべて整理してくれるデジタルツールですから毎日情報のインプットに注力して使っていました。そうすると入力することが目的となり、入力に時間がかかるのはもとより、入力したデータを見るために切り替えにも時間がかかり、さらに情報はどんどん消費されていくわけなので確認して時にはもう過ぎているなんてこともよくありました。おそらくこのままスマホで管理し続ければ、膨大なデータベースが作成され、今後の生活や仕事にも大きく活かされるのだと思いますが、日々の行動を管理するには瞬発力に欠けるのです。
手書きの手帳の特徴はこの行動することを優先とした瞬発力にあります。なので手帳に書かれた記録にはある意味冷静さがなく、リアルタイムの緊迫感があります。直筆という点も大きいのですが、それ以上に行動のために書いているという目的から来るのかと思います。特に大事なところは強調してぐるぐると二重、三重に書き込みしたり、波線を入れたりと、生きた手帳は行動の履歴そのものです。
前置きが長くなりましたが、この行動するための手帳こそ自分史を作る上で最も重要な資料であり、むしろこの手帳そのものを自分史と言ってもいいのではないかと思います。冷静に、客観的に事実を記載することも大切です。言うまでもなく、私たちは自分史を書くために生きているのでありません。もっと言ってしまえば自分史なんて無くても生きていけますし、これを残さなくても家族も何も困りません。
自分史はあくまでも行動の結果であり、行動の妨げになってはいけないものです。自分史を書くことで行動に規制をしてしまっては本末転倒です。自分史だけでなく、今回取り上げた手帳も、またそれに近い日記もそうかもしれません。
自分史も自分らしい行動を促す補助的ツールであることを今一度理解して頂きたいと思います。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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