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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第138回目は今の自分はすべて過去の自分によって作られているです。

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<今の自分はすべて過去の自分によって作られている>
自分史ブログVol.136の第5回自分史酒場に登壇する大平智祉緒さんの講演を聞きに行きました。大平さんは介護・認知症予防のイベントにおいて美容関係のお話をされていました。認知症と美容？と一瞬繋がりが無さそうに思われますが、ご本人の前職のお話をお聞きする中でそれが解消され、なるほどという内容でした。
大平さんの前職はターミナルケア（ホスピス）において看護師をされていました。余命が宣告されているにも関わらず、病院ということで治療を優先し、自分らしい最期を迎えることが出来ない現状に対し疑問を持っていた中で、ある日患者の方にネイルをきれいに塗ってあげたところ今までに見たこともないような表情を見て、メイクの力に気付いたことが今の仕事に繋がっているのだそうです。
講演の中では実際に75歳のモデルの方に語り掛けながらメイクしながら解説を行い、モデルの方もいきいきとした表情になって行きます。女性がメイクすることは実はかなり力がいるらしいのです。メイクを毎日するだけでも指先の神経や筋力にもいい影響を与えるそうです。さらに毎日の習慣を作ることや、いいメイクが出来て人に魅せたいという気持ちから外に行く機会が出来、積極的な行動につながるようです。
大平さんの場合、メイクによる効果と以前の職場で疑問に持っていた想いが繋がり、今の仕事に活かされているというわけです。それだけではなく大平さんの生き方のストーリーが明確になり、共感を生んでいるのです。

当たり前のようですが、人生が続いている限り今の自分はすべて過去の自分から出来ています。『過去は振り返ってはいけない』とか『生まれ変わってやり直します』といったところですべての行動は過去の蓄積でしかありません。振り返りたくない過去があるからこそ今の自分があるのです。また自分を振り返ることでこれからの自分の生き方の大きなヒントが得られることがあります。
自分史は過去の自分の記録をたどることだけではなく『自分の生きるストーリーを考えること』なのです。そのために過去が自分を作ってくれた大事な期間だと愛おしく見つめなおすことが必要になるのです。
【未来を考えること＝積極的】【過去を振り返ること＝消極的】とは思わず、実は未来も過去も今の自分には同じように大切であることに変わりはないのです。


＜ニュース・イベント等＞

●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送：意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日：お父さんの「自分史」贈ろう　父の日　今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013（東京・両国の江戸東京博物館　2013年8月７日開催） http://www.jibun-shi-festival.net/ ･自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/

＜関連商品・書籍＞



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（担当：満田(ミツダ）　03‐5201‐3645）