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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。
第249回目は相続法の大改正(「民法の改正要綱案」)と自分史です。
<相続法の大改正(「民法の改正要綱案」)と自分史>
「自分史は高齢者だけのものではない」と常々このブログなどを通じて主張し続けてきましたが、実際には高齢者の方が人生の総仕上げとして自分史に取り組むことが多いのは事実です。さらにこの高齢者の中でも比較的将来に不安の少ない方の割合が多いのではないでしょうか。先行きが不透明な日本の超高齢化社会に不安のない人などいないかもしれません。そんな中、<高齢化社会の急速な進展への対策>として相続制度が大きく変わるかもしれない「民法の改正要綱案」が予定されています。2018年3月13日、遺産相続などに関する民法改正案が閣議決定されました。現段階ではもちろん法制化されてはおりませんが、実現すれば相続分野の見直しは40年ぶりのことで、成立すれば2022年春にも施行される予定です。
改正案に盛り込まれているのは配偶者優遇策として下記が検討されています。
(1)配偶者がそれまで住んでいた家に住み続けられるようにする権利「配偶者居住権」の新設
(2)20年以上結婚していた夫婦に限り、住居が配偶者に生前贈与もしくは遺言で遺贈された場合、遺産分割の対象から除外
他にも遺産分割や遺言制度についての改正もあり、何れにしても相続発生時における高齢配偶者の財産保障が大きなテーマとなっています。
自分史について考えたり、書き残そうと思っている方はまだまだ少数です。自分史の良さや必要性に気付く前に、現実的な【相続】や【高齢化】の不安の壁に立ちふさがれている方が数多くいらっしゃいます。国が法律を変えることで、少しでも将来に希望が持てる方々が多くなり、それに伴い自分史に取り組む方も増えてくるのだと思います。是非実現に向け目的(高齢化社会の急速な進展への対策)に適った正しい運用がなされることを願っています。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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