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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第190回目は英語と自分史です。
<英語と自分史>
今日はこんなところにも自分史が活用されているといった事例を紹介します。
先日、自分史活用協議会の理事の方から、中学生の英語の教科書に『自分史』をテーマにした内容があることを聞きました。ちょうど私の息子が中学3年生ということで、教科書を借りて見てみると、【私の人生】というタイトルの章がありました。
この教科書ではstep1としてPast(過去):今までの自分を振り返って、思い出に残っている体験や、そのときに感じたことなどを、<誕生><就学前><小学校><中学校>に分けて英語で書かせます。ここでは英語の過去形を使った練習になります。Be動詞や規則動詞、不規則動詞の復習をすることになります。
次にstep2ではPresent(現在):今の自分について<好きなもの><特技><その他>を英語で表現させます。さらにこれを書くだけでなく、それに関する自分自身の体験や考えを書き足します。そうすることでより生き生きとした「私の人生」が出来ると説いています。このあたりの考え方は自分史を作る際にアドバイスすることと全く同じです。
最後のstep3ではFuture(未来):10年後、20年後を予想して、<25歳の自分><35歳の自分>を書かせます。未来といえばwillですね。Willとその後の動詞の関係を確認します。
このようにPast・Present・Futureにそれぞれの短文で書いたものを整理してまとめる作業から「私の人生」を完成させます。そして、この章の最後では、グループ内でお互いの「私の人生」を読み合い、質問をしたり、意見を言ったりしましょうとグループによる情報の共有を薦めて終わりになっています。
技術的には過去形、現在形、未来形を駆使して英作文を書ききるといった授業になるのでしょうが、義務教育の一番最後の英語の章が、このような「私の人生」=自分史になっているのは非常に興味深く感じます。これは英語だけでなく国語にも言えることですが、私たちが言語を使う大きな目的として、「自分のことや自分に関係することをどのように人に伝えるか?」ということになるのではないでしょうか。さらに教育というものを考えたときに、外から知識を吸収することは、最終的には自分を表現するためのものであり、最後には人(先生)から聞いた知識で終わるのではなく、自分の内側から出るものに対して、今までの知識を総動員して完成させるというものになったのではないでしょうか。
「自分史」は教材としてもすぐれているということがお分かりになったかと思います。
その他に学校教育で活用されている例として【1/2成人式】というものがあります。
「自分史」は大人だけのものではありません。子どもにも沢山の活用事例があるのです。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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