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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第152回目は経験や体験を伝えることの意味です。

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<経験や体験を伝えることの意味>
自分史は自分の過去の経験や体験を語ることです。それを文章にした場合は当然色々な人の目に触れることになります。そんな個人的な経験や体験を人に見せることに何の意味があるのかということについてお話します。

歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんが「進行性のがんを患い、極秘入院している」と、海老蔵さんが9日に緊急会見を開きました。これは過去のお話ではなく、現在進行中の話題でもありますが、それぞれの立場で大きな衝撃を受けたニュースでした。
私も2人の子供がおり、特に下の子はまだ就学前です。同じような事態にならない保証も全くありません。また女性であれば「乳がん」と聞いて他人事と思える方はほとんどいないと思いますし、小さなお子さんがいらっしゃる方であれば麻央さんの切ない気持ちが痛いほどわかるかと思います。
私がこの会見の中で印象の残ったのは海老蔵さんの気丈で前向きな態度でした。自分が同じような事態になった場合、このように振る舞えるかどうかは自信がありませんが、少なくてもそのようにしたいと思う指針が出来ました。またこの会見を違う角度から見る方々も多かったようで、会見後の海老蔵さんのブログではこんなことも綴られています。

『本日乳がんの検査に行った方や これから検査に行くと言った方々のコメントもチラホラとこれってマオがとても喜ぶなぁと思いました。マオは元気になったら少しでも世の中の為に役立ちたいと思っているようで…今回の事で多くの方が検査をして場合によっては救われる方も出てくる。その様なとらえ方ならば昨日の会見はよかったな と栃木向かいながら思ってます。』

この言葉だけでも、個人の経験や体験を話す大きな意味があると思います。私たちは有名人であろうが、外国人であろうがまた同時代に生きていなくても、その人の経験や体験を聞くことで『自分だったら・・・』と考える機会を得ます。
また海老蔵さん自身が会見で言葉を述べ、またブログで自分の言葉を発信したからこそ多くの人々の心や行動を変えていったのだと思います。
個人が直面した事実から逃れることは出来ませんが、それを聞いた（見た）第三者は未来の自分の経験として捉え、それに対して勇気付けられたり、準備をしたり、気持ちを動かす原動力になるのです。歴史ではなく、個人史（自分史）が大きく意味を持つことを実感することでしょう。


＜ニュース・イベント等＞

●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送：意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日：お父さんの「自分史」贈ろう　父の日　今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013（東京・両国の江戸東京博物館　2013年8月７日開催） http://www.jibun-shi-festival.net/ ･自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/

＜関連商品・書籍＞



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