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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。第134回目は未来自分史を書いてみようです。

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<未来自分史を書いてみよう>
ちょうど1年前のブログ＜思い出の場所を巡ろう＞（http://en-count.com/archives/jibunshi82）で記載のありました、『法教育』授業を今年も同じ時期に行いました。まだ2年目なので自分史（歴史）というほどのものではありませんが、この試みが続くようであれば自分史としても、行政書士の活動史としても意味のあるものになっていくかと思います。

逆に考えると、まだまだ歴史や実績がないことであっても自分の想像力などでそれを重ねたイメージを持つことで続けることへの大きなモチベーションとなります。まさに自分史活用術です。自分史の効用を知ることで今やろうとしていることが意味のあることにつなげることは自己啓発や企業における目標設定に似ています。目標を定め目標達成側から今の自分を見つめるとまずは続けることの大切さが実感できます。またこれを何度か経験すると自分の中でスタイルが確立出来ます。目標のそのものの妥当性や実現可能性、達成にかかる時間やコスト、また働きかけるべき人脈など経験値をもとに設定できるようになります。一般的な自分史がいわゆる過去の集積にたいして、『未来自分史』というこれからの自分を思い描くという新しいジャンルの自分史活用です。

この未来自分史はこの通りの道筋をたどる必要はなく、現段階での自分の考えを示すだけであり、この記録を残すこと自体が心の自分史となります。戸籍や手帳などではある程度、事実や行動の履歴は抑えられますが、心の過程は自分の中にしかない唯一のものです。自分が表現し、残さない限りは誰も知る余地がありません。未来自分史が単なる事実の記載である日記と違う点はここなのです。
さらに未来自分史には現在と未来の理想とをつなげる橋渡しとしての役割があります。冒頭に書いた自分史が完成した時のイメージを持ち続けることが出来るツールとして活用できるのです。

自分史の書き方が自由なように、この未来自分史も全く自由に書いて構いません。ただイメージをしやすいように箇条書きよりもあたかも自分がそれを成し遂げたかのように文章で書いた方がよいかもしれません。
実は私がこれを活用したのは自分史を知るもっと前の行政書士の勉強をしていた受験生の時でした。合格後、自分がどんな勉強をしてこの試験に受かることが出来たのか、また合格後に目指す仕事についてなど、合格者が書く体験記を書いてみたり（実際には想像ですが）していました。合格者が書いている体験についてはそれまで何度も読んでいましたのでどのようにすればいいのかは大体自分の中で理解していましたから、こんなことをしなくてもやるべきことはわかっていました。しかし、自分の体験としてこれを語ることで合格までの自分だけのオリジナルストーリーが見えてくるような感覚になるのです。それを語る自分の姿が想像されるとそうではない自分がいたとき軌道修正もしやすくなります。
この活用はもちろん資格取得だけにとどまりません。旅行の計画を立てるときなどにもこの考え方は応用出来、しっかりと準備されたいい旅が実現されると思います。



＜ニュース・イベント等＞

●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送：意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日：お父さんの「自分史」贈ろう　父の日　今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013（東京・両国の江戸東京博物館　2013年8月７日開催） http://www.jibun-shi-festival.net/ ･自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/

＜関連商品・書籍＞



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