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本日も前回に引き続き、提携している行政書士であり自分史活用アドバイザーの馬場先生に、体験談を交えた自分史についての記事を書いて頂きました。
第286回目は自分史で親の認知症と向き合う~3年後です。
<自分史で親の認知症と向き合う~3年後>
ちょうど3年前(2016年1月)のブログで『親の認知症と向き合う』という内容を投稿しました。
http://en-count.com/archives/jibunshi132
当時、要介護1だった母は今、要介護5となり完全に寝たきりとなりました。住まいも自宅から特別養護老人ホームに移りました。
その時のブログにこんな記述があります。
「今年に入ってから週に1回位様子を見るために母と叔母が暮らす家に泊まりに行っています。行っても特に何もすることがなく、ただ食事をしたりテレビを見たりするだけですが、昔は当たり前だった母との生活を再現するような瞬間がいくつかあり、私自身も忘れていたことがいくつか思い出されます。父が5年前に亡くなった今、私の子ども時代のことを知るのは母のみとなってしまい、聞いていた話もいっぱいありましたが、楽しそうに話す母の言葉を黙って聞いていました。」
この時は、ただただ何も言えずこの場にいるのが辛く、母に何も言えない自分が情けなく感じていました。自分史で何かが出来るなんて考えることさえできず、その時の私には全く無力でした。
今、要介護5の母は脳梗塞も患い、会話は全くできません。正直言って「何のために生きているのか」なんて考えてしまいます。このまま眠るように亡くなるほうが本人にとって楽なのかなとも考えます。でも調子のいい時は、私を見てほんの少しだけ笑顔を見せることがあります。どんな意味があるのかはわかりませんが、もしかしたら母の頭の中では、今、子育て中で私がまだ小さい子どもなのかもしれません。何の根拠もありませんが、そんなことを考えると、今何も話せなくなってしまった母とも「もう少し付き合ってもいいかなぁ」なんて思えるようになるのです。いつか、自分もこんな時を迎えるのでしょう。その時にやっと母の気持ちがわかるのではないでしょうか。
つるま行政書士事務所
自分史・エンディングノート・遺言・相続
馬場敦先生は町田市鶴間に事務所を構えていて、地域密着、個人密着をモットーに活動されています。法的な遺言書の有効性を高めるために自分史やエンディングノートを活用して、家族に想いを伝えるトータルメモリーサポート事業をおこなっています。主に、自分史・遺言書作成で連携させて頂いております。⇒回顧録チラシ
●テレビ番組 ・NHKのEテレ「団塊スタイル」2013年6月14日金放送:意外な効用!自分史づくり http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num062/ ●新聞 ・東京新聞2013年6月12日:お父さんの「自分史」贈ろう 父の日 今年は「モノより思い出」を http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013061202000156.html ●自分史年表作成サイト ・Histy http://histy.jp/ ●イベント ・自分史フェスティバル2013(東京・両国の江戸東京博物館 2013年8月7日開催) http://www.jibun-shi-festival.net/ ・自分史フェスティバル2014 http://www.jibun-shi-festival.net/ |
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