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病院のしくみ(5)在宅医療の仕組みと内容

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在宅医療について解説します。

<往診と在宅診療>
在宅医療には、往診と在宅医療とがあります。両者ともに、通院が困難な患者が対象となりますが、往診の方が突発的な診療という意味合いが強いです。

■往診
患者や家族の診療の求めに対して、医療従事者が患者の家に行き、診療を行うことです。

■在宅医療
家で療養している患者に対して、計画的な医学管理の元、定期的に医療従事者が訪問して診療を行うことです。

■医療従事者とは
ここでいう医療従事者とは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。


<最近の在宅医療>
現在は、自宅で死を迎えるケースも増えてきました。その際には、在宅医療が必要不可欠です。最近では、在宅医療専門(外来をやっていない)クリニックも増加し、末期患者なども自宅で過ごすことも可能となりました。365日、24時間往診や在宅診療を行っているところも多いです。2006年度の診療報酬の改定から、「在宅支援診療所」も新設されました。

■在宅支援診療所とは
在宅療養支援診療所は、看取りまでを含めたトータルなケアが受けられるよう、在宅医療の中心的な役割を担う診療所として、2006年度改訂で創設されたものです。在宅療養支援診療所には、在宅患者への24時間の対応体制、関係職種との連携体制等の施設基準が定められていますが、その代わり、診療報酬上で他の医療機関よりも高い点数が算定できる項目などが設定されています。

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詳細→サービス付き高齢者向け住宅入門⑰(サ高住と在宅療養支援診療所)

■訪問看護ステーションの役割
訪問看護ステーションは、在宅医療を支える縁の下の力持ちです。在宅医療を行っている医師が、毎日特定の患者の家に行けない場合は、看護師が患者の家に行き、点滴などの処置を行います。その他に、訪問時に患者の状態に変化があった場合は、主治医に報告する役割もにないます。

<高齢者住宅・施設と在宅医療>
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅についても、自宅の同じ扱いになるので、通院が困難な場合は、在宅医療を受けることになります。ほとんどの有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、提携している医療機関がありますので、入居される方は、緊急時などに対応してもらえることから、ほとんどの方が提携している医療機関の訪問医療を受けることなります。

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