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病院のしくみ(6)終末期医療(ターミナルケア)の仕組みと内容

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<終末期医療とは>
■終末期の定義
終末期医療は、別名ターミナルケアとも呼ばれています。終末期とは、不治の病になり余命性宣告から死までの期間をさします。終末期は、患者や家族が身体や精神的に不安定になる時期です。

■終末期医療の特徴
終末期医療は、患者本人の希望や家族の希望によって、治療の受け方や受ける場所が変わってきます。
近年は、自宅で終末期を望む患者や、自宅での看取りを望む家族が増えてきています。病院や介護施設などでも、緩和ケア病床といった終末期の医療病床や終末期まで対応可能という有料老人ホームも増えてきました。終末期対応型サ高住なんてものあります。

■治療による分類
治療については、積極的に最後まで治療を行うか、患者のQOL※を重視するかです。
積極的な治療とは、例えば、がんの専門病院で、抗がん剤治療を行い、少しでも余命を長く過ごせるように治療を行うことです。
一方で、患者のQOLを重視するとは、QOLの高い最期を迎えることができるように、体が動くうちは、家族と海外旅行などにいき、疼痛管理などの痛みを取り除く治療を中心に行うものです。

※QOLとはクオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、)の略で、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえます。

■治療の場所による分類
治療の場所については、主に自宅で過ごすか、病院・施設で過ごすかで分けられます。自宅で過ごす場合は、在宅医療を行うクリニックと訪問看護ステーションとの連携が不可欠です。病院は、専門病院以外に、疼痛管理などのQOLの向上に向けて医学的管理を行うホスピスなども考えられます。

■4つの分類
自宅高密度医療自宅QOL重視医療
病院・施設高密度医療病院・施設QOL重視医療

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